看護師の過去問
第105回
午後 問131

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問131 (訂正依頼・報告はこちら)

特定の抗原となる物質によって生じるアレルギー反応で引き起こされるショックはどれか。
  • 心原性ショック
  • 出血性ショック
  • 神経原性ショック
  • アナフィラキシーショック

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.心原性ショックは、心臓が障害され、血液を送り出すポンプ機能が破たんすることによって生じるショックです。
また、心原性ショックにより、直ちに現れる徴候は脈拍数の増加です。ショック時は血圧低下の代償で頻脈になります。

2.出血性ショックは、大量出血による血圧低下によって生じるショックです。骨盤骨折などの動脈損傷を伴う危険性がある場合に注意が必要です。

3.神経原性ショックは、自律神経失調により、末梢血管弛緩し、血圧が低下することによって生じるショックです。

4.アナフィラキシーショックは、特定の物質によるアレルギー反応によって生じるショックです。食物アレルギーなど身近に存在するショックのひとつです。

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02

ショックについて説明していきます。

心原生ショックは心臓のポンプ機能の障害によって循環動態が保てなくなった状態です。
(例)心タンポナーデや心不全等

出血性ショックは循環する血液量が低下することで組織へ供給することができなくなった状態です。
(例)交通外傷

神経原性ショック
自律神経の問題で末梢血管抵抗が低下することで起こる状態です。
(例)脊髄損傷

アナフィラキシーショック
特定の抗原が原因となって起こる循環障害。

よって4.が正答となります。

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03

心原性ショック→心臓ポンプ機能の低下により、全身の循環不全が生じ、ショック症状(低酸素、アシドーシスなど)をきたします。

出血性ショック→出血によって血液が不足することにより起こるショックです。
神経原性ショック→自律神経系失調によって生じる末梢血管弛緩が起こすショック(血圧低下)です。
アナフィラキシーショック→特定の抗原となる物質によって生じるアレルギー反応で引き起こされるショックです。

よって、正解は4です。

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