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看護師の過去問 第105回 午後 問164

問題

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Aさん(37歳、女性)は、月経異常で病院を受診し、糖尿病(diabetes mellitus)および高血圧症(hypertension)と診断された。また、満月様顔貌や中心性肥満の身体所見がみられたため検査が行われ、ホルモン分泌異常と診断された。
原因となるホルモンを分泌している臓器はどれか。
   1 .
副甲状腺
   2 .
甲状腺
   3 .
副腎
   4 .
卵巣
( 看護師国家試験 第105回 午後 問164 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は3です。

1.副甲状腺はパラソルモンを分泌します。パラソルモンは血中カルシウム濃度を上昇させる働きがあります。

2.甲状腺は代謝を亢進させるホルモンを分泌します。

3.Aさんの症状は副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されたことによるもので、クッシング症候群であると考えられます。

4.卵巣は女性の二次性徴に関係するエストロゲンやプロゲステロンを分泌します。

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1
正解は3です。

高血糖・高血圧・月経周期の不規則・満月様顔貌・中心性肥満はクッシング症候群による症状です。
クッシング症候群は副腎皮質ホルモンの過剰分泌を原因とした疾患であり、副腎そのものに異常をきたしている場合や、脳下垂体腫瘍により副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されている場合などで発生します。

1.誤り。副甲状腺はパラソルモンを分泌し、血中カルシウム濃度の調節に関与します。

2.誤り。甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌し、新陳代謝の亢進や成長発達に関与します。

3.正解。

4.誤り。卵巣はエストロゲンやプロゲステロンを分泌し、月経や妊娠に関与します。

1
正解は3.副腎です。
満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満は副腎皮質機能亢進症の症状です。

各器官の機能亢進、低下症状は下記のとおりです。
1.副甲状腺:副甲状腺ホルモンは血中のカルシウム濃度を調節します。
機能亢進→骨粗しょう症、尿路結石(腎結石)、その他高カルシウム血症による症状(頭痛、のどが乾く、胸焼け、吐き気、食欲低下、便秘などの消化器症状、精神的にイライラする、疲れやすい、筋力低下など)
機能低下→低カルシウム血症による症状(口周囲や手足などのしびれ感・錯感覚、テタニー、喉頭痙攣、全身痙攣)、その他白内障、抑うつ、不整脈、皮膚や毛髪の異常など

2.甲状腺:甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進します。
機能亢進→甲状腺の腫大、頻脈、眼球突出を三大症状とするバセドウ病、その他、動悸・多汗・体重減少・疲労感・手の震え・息切れなど
機能低下→無気力、声がれ、動作が鈍い、浮腫(顔、全身)、毛髪が抜ける、皮膚の乾燥など

4.卵巣:卵巣ホルモンは排卵と子宮収縮を調節します。(エストロゲン:促進、プロゲステロン:抑制)
機能亢進(過剰刺激症候群)→お腹の張り、脱水、吐き気、胃痛、尿量減少、体重増加など
機能低下(不全)→無排卵、無月経、早期閉経

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