看護師の過去問
第105回
午後 問167

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問167 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(80歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の治療のために入院した。Aさんは多弁であり「めがねをとってください」のことを「めとねをとってください」などと話す様子が観察される。
Aさんの症状で正しいのはどれか。
  • 錯語
  • 感情失禁
  • 喚語困難
  • 運動性失語

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.錯誤とは、言い間違いや異なる言葉を話してしまう病態です。

2.感情失禁とは、喜怒哀楽が多く出すぎてしまう病態です。

3.喚語困難とは、言いたい言葉があるのに、実際には言えない病態です。

4.運動性失語とは、相手に伝えたいことがあっても、それを言葉や文字に表すことができない病態です。

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02

正解は1です。

1.正解。錯語は言葉の言い間違えの事であり、この事例に該当します。
2.誤り。感情失禁は喜びや怒り、悲しみなどの感情のコントロールができない状態の事です。
3.誤り。喚語困難は言うべき言葉を想起できない状態の事です。
4.誤り。運動性失語は相手の言葉を理解していても、自発的に話す事ができない状態の事です。

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03

正解は、1.錯語です。
錯語は、言われたことや見たことを理解でき、自分で話したり書いたりすることもできるが、言い間違いがあるという症状です。

2.感情失禁:前頭葉の血流が阻害されることにより、喜び、怒り、悲しみなどの感情のコントロールが効かなくなることです。
3.喚語困難(かんごこんなん):言いたい言葉が出てこない状態です
4.運動性失語:ブローカ野(運動性言語中枢)が障害されて発現します。他人の言葉を聞いて理解できるが、自分では言葉を話すことができません。

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