看護師の過去問
第105回
午後 問174
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問題
看護師国家試験 第105回 午後 問174 (訂正依頼・報告はこちら)
産後うつ病(postpartum depression)について正しいのはどれか。
- 一過性に涙もろくなる。
- スクリーニング調査票がある。
- 日本における発症頻度は約40%である。
- 産後10日ころまでに発症することが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.マタニティブルースの症状です。
2.産後うつ病のスクリーニングとしてエジンバラ産後うつ病調査票があります。
3.日本における発症率は10~20%と言われています。
4.産後1か月頃の発症が最も多いです。
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02
×1 .一過性に涙もろくなる
…分娩後3~5日を頂点とし、10日頃までに生じる軽症一過性の情緒混乱をマタニティーブルーと定義します。
周囲の協力を得ながら母親が休息を取ることで、数週間ほどで治まっていきます。
○2 .スクリーニング調査票がある
…日本では、英国で開発されたエジンバラ産後うつ病問診票(EPDS)が利用されています。
10個の質問に1問4つの選択式で回答し、総合点によってうつ傾向があるかを判断します。
日本では9点以上の場合、産後うつ病の疑いと判断されています。
×3 .日本における発症頻度は約40%である
…平成25年に厚生労働省から発表された「健やか親子21」最終評価報告書によりますと、日本における産後うつの発症頻度は9%でした。
前回は平成21年、10.3%であったことから改善傾向ではあります。
×4 .産後10日ころまでに発症することが多い
…産後うつ病は産後1~3週間後に発症することが多いとされています。
気分の落ち込み、気持ちの浮き沈みの激しさ、涙もろさ、物事への関心低下などといった精神的不調が2週間以上続くと、産後うつ病とみなされます。
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03
一過性の情緒不安定はマタニティーブルーズです。
2 .○ スクリーニング調査票がある。
エジンバラ産後うつ病自己評価票という産後うつ病のスクリーニングとして用いられています。
3 .× 日本における発症頻度は約40%である。
発症頻度は約10〜20%です。
4 .× 産後10日ころまでに発症することが多い。
産後数日で発症し、10日前後までに消失するのがマタニティーブルーズです。産後うつ病はマタニティーブルーズよりも長期的で産後1〜2ヶ月の間に発症することが多いです。
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