看護師の過去問
第105回
午後 問176
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問題
看護師国家試験 第105回 午後 問176 (訂正依頼・報告はこちら)
向精神薬と副作用(有害事象)の組合せで正しいのはどれか。
- 抗精神病薬 ――― 多毛
- 抗認知症薬 ――― 依存性
- 抗てんかん薬 ―― 急性ジストニア
- 抗うつ薬 ―――― セロトニン症候群
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この過去問の解説 (3件)
01
1.多毛の副作用があるのはステロイド薬です。
2.依存性の薬剤は、抗不安薬や睡眠薬の一部です。
3.急性ジストニアは統合失調症の治療薬でみられます。
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02
抗精神病薬の副作用として眠気、口渇、便秘、血圧低下、パーキンソン病様症候群(急性ジストニア)などがあります。
ちなみに、副作用として多毛がみられる薬剤はステロイド剤が代表的です。
2 . × 抗認知症薬 ――― 依存性
抗認知症薬に副作用として、消化器症状、興奮、イライラ、徐脈、不整脈などがあり、依存性はありません。
3 . × 抗てんかん薬 ―― 急性ジストニア
抗てんかん薬の副作用として眠気、めまい、ふらつき、薬疹、肝障害などがあります。
4 . ○ 抗うつ薬 ―――― セロトニン症候群
抗うつ薬の副作用として焦燥、消化器症状、眠気、悪性症候群、セロトニン症候群などがあります。
セロトニン症候群とは体内のセロトニンが急激に増えることで発症します。イライラや不安、自律神経症状などが症状にあります。
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03
×1 .抗精神病薬 ――― 多毛
…抗精神病薬の副作用は、日中の眠気やめまい、口渇などです。
多毛は、ステロイド外用薬や抗てんかん薬の一部で見られます。
×2 .抗認知症薬 ――― 依存性
…抗認知症薬は、基本的に深刻な副作用は報告されていません。
強いて言えば、わずかな割合で飲み始めに吐き気や下痢が多少あることと、まれに除脈が起こる可能性があります。
依存性は一部の抗不安薬や睡眠薬で生じ、抗認知症薬では生じません。
×3 .抗てんかん薬 ―― 急性ジストニア
…急性ジストニアは、筋肉の緊張異常によって生じる様々な不随意運動や姿勢の異常が起こる現象です。
顔や首が強くこわばって反り返ったり、目が斜め上を向いてしまいます。
これらは抗てんかん薬の副作用ではなく、統合失調症薬の副作用です。
○4. 抗うつ薬 ―――― セロトニン症候群
…セロトニン症候群は、セロトニン作動系の抗うつ剤(SSRIなど)を服用中に脳内のセロトニン濃度が過剰になって起こる有害事象です。
不安、錯乱、振戦などの症状が出現します。
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