看護師の過去問
第105回
午後 問191
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問題
看護師国家試験 第105回 午後 問191 (訂正依頼・報告はこちら)
触診法による血圧測定で適切なのはどれか。
- 血圧計は患者の心臓の高さに置く。
- マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。
- 150mmHgまで加圧して減圧を開始する。
- 加圧後に1拍動当たり2〜4mmHgずつ減圧する。
- 減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
→心臓と同じ高さにするのは、マンシェットです。
マンシェットの位置が低いと血圧は高く、マンシェットの位置が心臓より高いと血圧は低く測定されます。
2 . ×マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。
→マンシェットは腕を2/3覆うサイズのものとします。それよりも小さいマンシェットは、過度な圧が加わる為に血圧が高くなります。逆にマンシェットが大きいと血圧は低く測定されます。
3 . ×150mmHgまで加圧して減圧を開始する。
→加圧する圧は人により異なります。適正な圧は触知法によって、把握します。触診法より20mmHg加圧を聴診法での加圧上限とし、減圧していきます。
※触診法:橈骨動脈を触知した状態で加圧し、脈が消失した値を収縮期血圧とする方法。
4 . ○加圧後に1拍動当たり2〜4mmHgずつ減圧します。
5 . ×減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
→減圧後に初めて触れた脈は収縮期血圧です。
触診法での脈触知で拡張期血圧を把握する事は出来ない為、聴診法による血圧測定が必要です。
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02
×1 .血圧計は患者の心臓の高さに置く
…患者の心臓の高さに置くのは、血圧計ではなくマンシェットです。
×2 .マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ
…適正なマンシェットの幅は、腋下から肘窩までの長さの2/3です。
マンシェットの幅が狭いと血圧は高めに、広いと低めに出る傾向があります。
JIS規格によると、成人上腕用で14㎝、成人下肢用で18cm、6歳から9歳未満で9cm、生後3か月未満でcmとなっています。
×3 .150mmHgまで加圧して減圧を開始する
…マンシェットを巻き、橈骨動脈に指を置き、拍動を確認しながら加圧を行います。
拍動が触れなくなった点から、さらに20~30㎜Hgほど加圧し、減圧を開始します。
人それぞれ血圧の数値は違うので、150㎜Hgは目安でも何でもありません。
○4 .加圧後に1拍動当たり2〜4mmHgずつ減圧する
…一般的に、水銀を落とす速度は、血圧測定点付近では1拍動につき2㎜Hgが望ましいとされています。
×5 .減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする
…減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値は、拡張期血圧ではなく収縮期血圧です。
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03
血圧計ではなく、マンシェットと心臓の高さと同じになるようにします。
2 .× マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。
マンシェットの幅は上腕の3分の2を覆う幅とします。
3 .× 150mmHgまで加圧して減圧を開始する。
脈が触知しなくなってから、20mmhg加圧します。
4 .○ 加圧後に1拍動当たり2〜4mmhgずつ減圧する。
患者の拍動に合わせて、1拍動2〜4mmhgずつ減圧します。
5 .× 減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
拡張期血圧ではなく、収縮期血圧です。
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