看護師の過去問
第105回
午後 問199

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問題

看護師国家試験 第105回 午後 問199 (訂正依頼・報告はこちら)

食事摂取基準に耐容上限量が示されているビタミンはどれか。2つ選べ。
  • ビタミンA
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • ビタミンD

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1と5
ビタミンは水溶性と脂溶性に分類され、脂溶性ビタミンは排泄されにくい為に蓄積されやすい傾向にあります。
(ビタミンE、ナイアシン、ビタミンB6は例外)
ビタミンの過剰摂取により、副作用が出現するのは
ビタミンA、D、K、B6、ナイアシンです。
よって食事摂取基準により摂取量が定められています。
過剰による副作用として以下のものがあります。
▶ビタミンA:頭痛、嘔吐、皮膚の乾燥、食欲低下等
▶ビタミンD:腹痛、下痢、体重減少、多飲・多尿等
▶ビタミンK:貧血、高ビリルビン血症等
▶ビタミンB6:感覚鈍麻、筋力の低下等
▶ナイアシン:肝機能低下、顔面紅潮  

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02

正解は、1と5です。
耐用上限量とは、この値を超えて摂取した場合、過剰摂取による健康被害が発生するリスクがある数字です。
ビタミンAは、過剰蓄積で肝機能障害を起こす可能性があります。
ビタミンDは、過剰摂取で高カルシウム血症、腎障害、軟組織の石灰華障害などを起こす可能性があります。
他にも、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸にも耐容上限量が策定されています。

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03

厚生労働省が発表している食事摂取基準のなかで、過剰摂取による健康障害の回避を目的として、耐容上限量が設定されています。ビタミンの中で耐容上限量が指標されているのは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸です。

答えであるビタミンAは脂溶性であり、体内の主に肝臓に過剰貯蔵されやすいためです。
ビタミンDはビタミンD中毒により、食欲不振、体重減少、多尿、心臓不整脈などの症状を引き起こす可能性があります。

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