正解は5です。
順応とは、その感覚を感知する受容器の感度低下により、その感覚が減弱・消失することを言います。
1 . 視覚は×
明暗順応といい、網膜の錐体と桿体で光の量を調節し明るい・暗いに容易に反応できます。
2 . 嗅覚は×
初めに「くさい、いい匂い」などを感じ取っても、時間が経過するとその匂いに慣れて特に気にならなくなります。
3 . 味覚は×
おいしい・まずい・苦い・辛いといった感覚も、時間が経過すると徐々に慣れてきます。
4 . 触覚は×
何かに触った感覚も時間の経過とともに消失していきます。
5 . 痛覚は〇
痛みを感じる自由神経終末という受容器は、皮膚、筋肉・腱・人体、神経を覆う膜などに存在し、その受容器の数も最も多いです。よって痛覚は慣れることはありません。