看護師の過去問
第106回
午前 問85
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問題
看護師国家試験 第106回 午前 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(48歳、男性)は、右眼の視野に見えにくい部位があることに気付き眼科を受診した。暗い部屋で見えにくいことはない。頭痛や悪心はない。
Aさんの疾患を診断するのに必要な検査はどれか。2つ選べ。
Aさんの疾患を診断するのに必要な検査はどれか。2つ選べ。
- 脳波検査
- 色覚検査
- 眼圧測定
- 眼底検査
- 眼球運動検査
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この過去問の解説 (3件)
01
×不正解
脳波検査はてんかんなどの発作性意識障害の鑑別、頭部外傷などで中枢神経系の異常を疑う場合、脳腫瘍や脳梗塞・脳出血などの脳血管障害などの場合に行われます。
てんかん等があったわけではないので、不正解です。
2 . 色覚検査
×不正解
色覚異常には遺伝などが原因の先天色覚異常と、視神経や脳、網膜などの病気やけがが原因の後天色覚異常があります。
Aさんは色覚の異常を訴えているわけではないので不正解です。
3 . 眼圧測定
○正解
目の硬さ(眼内の圧)を調べる検査で、目の表面に軽く風をあて、空気圧で眼圧を測定します。
Aさんの症状から緑内障の可能性があるので眼圧測定をします。よって、正解です。
緑内障は視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気で、治療が遅れると失明する可能性があります。
4 . 眼底検査
○正解
網膜剥離・網膜動脈閉塞症も視野が狭くなる疾患です。鑑別のためには眼底検査を行います。よって正解です。
5 . 眼球運動検査
×不正解
目の動きをみる検査です。
眼球運動を支配する神経の麻痺や眼窩内の病変などが原因で眼球運動障害が起こります。
眼球運動障害により両目の動きが左右異なってくると、物が二重に見えます。
Aさんは物が二重に見えているわけではなく、また脳血管疾患による頭痛や悪心もないのでこの検査は必要ありません。よって、不正解です。
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02
脳波検査はてんかんなどで行うので×です。
色覚異常を自覚しているわけでもないので×です。
視野障害を自覚するものとして緑内障があり、眼圧検査が必要ですので〇です。
眼底検査は網膜剥離や眼の血管の異常を把握することで、視野障害の原因が分かるので〇です。
眼球運動は頭痛や嘔気を訴えているわけではなく、脳の病変を疑わないので×です。
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03
1 → 右目だけの視野障害なので、てんかんとは考えられにくいです。
2 →色が分からなくなっていないので、検査は必要ありません。
3 →〇一部の視野障害は緑内障の可能性があるため、眼圧測定が必要です。
4 →〇視野障害は網膜剥離や網膜動脈閉鎖症が疑われるので、眼底検査が必要です。
5 →悪心がないので、眼球検査は必要ないと考えられます。
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