看護師の過去問
第106回
午後 問132
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問題
看護師国家試験 第106回 午後 問132 (訂正依頼・報告はこちら)
キューブラー・ロス、E.( Kübler-Ross,E. )による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。
- 死ぬことへの諦め
- 延命のための取り引き
- 死を認めようとしない否認
- 死ななければならないことへの怒り
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× 延命のための取引は、心理過程の第3段階に当てはまります。
3.× 死を認めようとしない否認は、心理過程の第1段階です。頭ではわかっていても事実を認めたくないため、周囲と意見が異なり孤立してしまいます。
4.〇 死ななければならないことへの怒りは第2段階です。事実を認識したうえで、なぜ自分だけがという怒りに達してしまいます。
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02
キュブラー・ロス.E.は、人が死を迎える過程で体験する心理的状態として、
第1段階 否認
第2段階 怒り
第3段階 取り引き
第4段階 抑うつ
第5段階 受容
この5つのステップをたどると提唱しました。
1. 「死ぬことへの諦め」は、第4段階である抑うつの状態と言えます。
2. 「延命のための取り引き」は、第3段階です。
3. 「死を認めようとしない否認」は、第1段階です。
4.◯「死ななければならないことへの怒り」は、第2段階の怒りであり、正解となります。
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03
第1段階:否認と孤立
頭では理解しているものの受け入れられずに事実を否認し、周囲の考えと相違することで孤立することになる段階です。
第2段階:怒り
事実を認識したうえで、なぜ自分がという怒りにとらわれる段階です。
医療者に対して皮肉的発言をすることもあります。
第3段階:取り引き
なんとか死を回避しようと、信仰がなくても神などにすがるような段階です。
死ぬことは理解しましたが、先に延ばしてほしい、待ってほしいという思いが生じます。
第4段階:抑うつ
死の回避は不可能だと悟り、絶望的気持ちになり打ちひしがれる段階です。
第5段階:受容
死は生の一環であり、おとずれるものだと悟る段階です。
人生が終わりに向かっていることを受け入れ、心には平穏がおとずれます。
設問では、第2段階を問うているので、怒りである「死ななければならないことへの怒り」が正解となります。
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