看護師の過去問
第106回
午後 問155

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問題

看護師国家試験 第106回 午後 問155 (訂正依頼・報告はこちら)

検査の目的と採尿方法の組合せで正しいのはどれか。
  • 細菌の特定中間尿
  • 腎機能の評価杯分尿
  • 肝機能の評価24時間尿
  • 尿道の病変の推定早朝尿

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。
1.◯外尿道口の近くには常在菌が存在するため、細菌の検査では、少量放尿し
  た後に採尿する中間尿で検査します。

2. 杯分尿(分杯尿)とは、一回の排尿を2回もしくは3回に分けて採尿する
  方法です。病気の部位を特定するのに用いられます。

3. 24時間尿は、腎機能の評価に用いるものです。

4. 早朝尿は、一般尿検査です。尿道の病変の推定には、尿流量測定や、残尿
  測定等を用いて下部尿路スクリーニングを行います。

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02

正解は1
中間尿は、尿細菌の検査のために実施します。外尿道口の近くには常在菌が存在するため、中間尿で検査を行います。

2  分杯尿とは、肉眼的に血尿が認められたときの出血部位を判断するための検査で、2杯のカップを用意して1杯目は50mL、2杯目には残りの全量を排尿してもらう検査です。
尿道疾患は1杯目の尿に、膀胱頸部や腎疾患では2杯目の尿に異常がみられます。尿道系の疾患への手がかりにはなりますが、腎機能の評価はできません。

3  24時間尿とは、24時間尿を貯め(蓄尿)、蛋白や糖、電解質などの尿中物質を調べます。腎機能を評価するための検査であり、肝臓機能評価には用いられません。

4  早朝尿とは、起床後1回目の尿のことで一般細菌検査で用いられます。尿道の病変には尿流量検査や残尿測定などの検査を行います。

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03

中間尿・・・最初の尿は捨て、その後の尿をカップに採尿する方法です。尿細菌検査のために行います。

杯分尿・・・最初と最後の尿を別のコップで採取する方法です。肉眼的血尿がみられる際に、出血部位特定のために行います。

24時間尿・・・24時間蓄尿して、タンパク・糖・電解質などを測定し、腎機能評価のために行います。

早朝尿・・・尿一般検査です。

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