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看護師の過去問 第106回 午後 問157

問題

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合併症のない全身状態が良好な患者に対して、全身麻酔のための気管挿管を行い用手換気をしたところ、左胸郭の挙上が不良であった。
原因として考えられるのはどれか。
   1 .
無気肺( atelectasis )
   2 .
食道挿管
   3 .
片肺挿管
   4 .
換気量不足
( 看護師国家試験 第106回 午後 問157 )
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この過去問の解説 (3件)

2

正解は片肺挿管です。

選択肢1. 無気肺( atelectasis )

全身状態は良好であるとのことのため無気肺は除去されます。無気肺とは何らかの原因によって、肺胞内の含気量の減少で肺の膨張が不完全な状態をいいます。全身麻酔下の術後にみられる呼吸器合併症として最も多いといわれています。

選択肢2. 食道挿管

食道挿管とは挿管チューブが誤って食道に入ってしまうことを指します。食道挿管の観察を行うには、胸郭の挙上、呼吸音を行います。今回の問題では左胸郭の挙上不良はあげられていますが、右胸郭は指摘されていないため、食道挿管は除外されます。

選択肢3. 片肺挿管

正解です。

気管内挿管チューブが深く入りすぎていると、気管分岐部を越えて片肺挿管が起こります。問題では、左胸郭のみ挙上しているというところから、左側の肺に挿管してしまったため、左胸郭のみ挙上していると考えられます。

選択肢4. 換気量不足

左胸郭の挙上不良だけで、換気量不足とは指摘しづらいので不正解になります。

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0

正解は片肺挿管です。

気管挿管時の援助として重要なことのひとつに、

チューブが正しい位置にあるかの確認があります。

気管内挿管チューブが深く入りすぎている場合、

気管分岐部を超えて片肺挿管が起こります。

胸郭の動きに左右差がないかの視診と、

5点聴取時の左右前胸部・側胸部で左右差がないかの聴診を行います。

また、5点聴取時に胃内への送気音が聴取された場合、食道挿管が疑われ、ただちに抜管し、バックバルブ換気に戻る必要があります。

今回のケースでは、

合併症がなく全身状態も良好なことから、無気肺は除外されます。

左胸郭の挙上が不良であったことから、片肺挿管が考えられます。

よって、正解は片肺挿管となります。

0
合併症もなく、全身状態良好なことから、無気肺は除外できます。

右胸郭の挙上には問題がないということから、食道挿管は除外でき、片肺挿管が予測されます。聴診器を用いて換気音を確認する必要があります。

胃の上で呼吸音がしたら食道挿管を疑い、肺音の左右差や挙上の左右差がある場合には片肺挿管を疑います。

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