看護師の過去問
第106回
午後 問158
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問題
看護師国家試験 第106回 午後 問158 (訂正依頼・報告はこちら)
脳出血( cerebral hemorrhage )の後遺症で左片麻痺と嚥下障害のある患者の家族に、食事介助の指導を行うときの説明で適切なのはどれか。
- 「食材にこんにゃくを入れると良いですよ」
- 「体を起こしたら、左の脇の下をクッションで支えましょう」
- 「口の左側に食べ物を入れるようにしましょう」
- 「飲み込むときに咳が出なければ誤嚥の心配はありません」
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この過去問の解説 (3件)
01
1.
こんにゃくは嚥下しにくい食材といえるため、嚥下障害の患者に勧めることは好ましくないといえます。
2.正解です。
左片麻痺があるとのため、座位の体制をとると左側に傾いてしまいます。それを支えるためにクッションを使用することは望ましいです。
3.
左に麻痺があるため、左側に食物を入れるように勧めるのは禁忌です。右側に食物を入れるように勧めましょう。
4.
嚥下時に咳が出なくて誤嚥の可能性はあります。誤嚥をすると肺炎を発症することもあるため、食事後には、口の中に食物が残っていないかの確認、食後すぐに横にならないようにすることを指導します。また、口腔ケアも励行します。
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02
1. 嚥下障害があることから、こんにゃくなどの咀嚼が難しい食品を勧めるこ
とは適切ではありません。プリンやゼリーなど嚥下しやすい食品を勧めま
す。
2.◯正解です。左片麻痺がある場合、麻痺側に倒れてしまうので、クッション
等で体位調整を行います。
3. 片麻痺患者へ食事介助をする場合、必ず健側側で咀嚼ができるように介助
します。
4. 飲み込む時に咳が出なくても、不顕性誤嚥の可能性があります。誤嚥性肺
炎のリスクにもなりますので、食事終了時の口腔内に残渣物がないかの確
認、口腔ケアの徹底、食後すぐに横にならないなどの注意点を介護者に伝
えることが重要です。
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03
食事は健側側に入れ、麻痺側に食材が残っていないかも確認していきます。
飲み込む力が弱い場合は誤嚥のリスクが高いので、咳などの反射がないからといって安心はできません。
食べやすい食品:プリン ・ゼリー ・ヨーグルト ・たまごどうふ ・骨なしの煮魚 ・かぼちゃの煮物 ・野菜の煮物 ・全粥 ・バナナ
食べにくい食品:水 ・味噌汁 ・生野菜 ・わかめ ・のり ・肉 ・かまぼこ ・こんにゃく ・パン ・もち
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