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看護師の過去問 第106回 午後 問161

問題

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1型糖尿病( type1 diabetes mellitus )と診断された人への説明で適切なのはどれか。
   1 .
自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。
   2 .
食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。
   3 .
低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。
   4 .
運動は朝食前が効果的である。
( 看護師国家試験 第106回 午後 問161 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は3です。

1型糖尿病とは、自身のリンパ球が誤って膵島β細胞の大部分を破壊してしまうことで発病する病気です。そうなると自分自身の体内でインスリンをつくることができなくなり、細胞がグルコースを取り込むことができず、血管内にグルコースが貯まる高血糖となってしまいます。

1 自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の適応です。

2 糖尿病の方が体調を崩したり、食欲不振になって食事が摂れない日のことをシックディといいます。シックディのときは、血糖コントロールが普段良い場合も血糖値がいつもよりも上昇し、高血糖やケトアシドーシスを起こしやすくなります。そのため、食事摂取ができないときでもインスリン注射を中断してはいけません。看護師はシックディのときは早めに医療機関に受診するように説明が必要です。

3 正解です。低血糖とは血糖値が正常範囲以下まで下がった状態のことをいいます。冷汗、動機、意識障害、痙攣、手足の震え(振戦)などの自律神経症状があげられます。

4 運動を行うことで血液のグルコースの消費を増やし血糖値を低下させます。そのため、前日の夕食から時間経過をしている朝食前に運動を行うことは低血糖を引き起こす可能性があるため、食前の運動は避ける必要があるといえます。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解は3です。

1. 自己血糖測定の試験紙は保険診療の範囲内です。

2. 1型糖尿病では、インスリンの基礎分泌を持効型溶解型もしくは中間型イン
  スリンで補っています。そのため、食事をとらなかったからといってイン
  スリンを完全に中断してしまうと、ケトアシドーシスになる危険がありま
  す。

3.◯正解です。振戦のほかに、発汗、頻脈、顔面蒼白、血圧上昇などがありま
  す。さらに血糖低下が進行した場合は、中枢神経症状(けいれん、頭痛、
  異常行動、意識障害など)が出現します。

4. 1型糖尿病患者への食事・運動療法は補助的に行われますが、朝食前だ
  と、運動によるエネルギー消費によって低血糖症状が現れやすくなりま
  す。

0
1型糖尿病は小児期に起こることが多いため、小児糖尿病とも呼ばれ、自己免疫の関与により、インスリンが産生されなくなる疾患です。

自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象になります。
食事がとれない状態でも、インスリンは必要です。ケトアシドーシスになる危険がありますので、原則インスリンは中止しません。
低血糖症状には振戦・発汗・動悸などの自律神経症状があります。
朝食前となると、前日の夕食からも時間が経過しており、運動のエネルギー消費による低血糖の危険性が高くなります。運動は食後に行います。

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