看護師の過去問
第106回
午後 問179

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問題

看護師国家試験 第106回 午後 問179 (訂正依頼・報告はこちら)

医療の標準化を目的に活用されているのはどれか。
  • コーピング
  • クリニカルパス
  • エンパワメント
  • コンサルテーション

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1 .
コーピングとは、ストレス状況に直面したとき、意識的に脅威を緩和したり、軽減したり除去しようとした行動をしようとすることを示します。
コーピングには回避・静観・気晴らしなどを行うことでネガティブな情動を軽減しようとする情動焦点型コーピングと、問題の所在の明確化・情報収集・解決策の公安と実行などの環境や自分自身を変化させることで問題そのものの解決を目指す問題焦点型コーピングとがあります。


2 . 正解です。
クリニカルパスとは、同じ疾患の患者が退院するまでにたどると考えられる臨床経過と、そこで提供すべき治療・看護を時系列に並べ、スケジュール表のようにまとめた標準計画をいいます。チーム医療において共有する医療管理計画手順書であり、医療の標準化を目的に活用されています。
メリットとしては、在院日数の短縮化と効果的な治療・看護の提供があげられ、デメリットには多数の疾患を抱えた患者には対応しにくいこと、パスの逸脱(バリアンス)の発生時の対処が難しいことがあります。

3 .
エンパワメントとは、個人が自分自身の力で問題などを解決できる能力を獲得していくことを言います。

4 .
コンサルテーションとは、医療者が患者の抱える問題を解決する過程で、他の専門家に相談や診断をすることを意味します。

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02

1.コーピングとは、対処する、切り抜ける、意味するメンタルヘルス用語を言います。何らかの問題が迫ってきた場合、どのように対処するか、どのように切り抜けるかということです。

2.クリニカルパスとは、現在多くの病院で導入されている、医療と看護の過程を標準化したものを言います。標準化できる疾患や治療などに対して、導入されています。患者の到達目標が記入され、入院初日から退院日に至るまでの過程、例えば何らかの手術の目的で入院した場合、入院した翌日に手術の場合、前日にはこんな処置をします、当日は手術前に点滴を行います、術後何日からシャワー浴が可能になります、食事の予定はこうなってます、などが標準化されているものです。質の良い医療、看護が提供できるよう、標準化を図る目的で導入されています。

3.エンパワメントとは、個人がそれぞれ持っている力を最大限発揮することができるように育てること、環境を整備することなどを言います。

4.コンサルテーションとは、専門家の支援を受け、指導を受けることを言います。

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03

コーピング
→ストレスの対処法・発散方法のことです。

クリニカルパス
→医療の標準化を目的としています。医療スタッフが共有することで、チーム医療にも役立ちます。

エンパワメント
→人を勇気づけ自立できるよう、サポートしていくことです。

コンサルテーション
→専門家に相談したり、鑑定をうけることです。

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