看護師の過去問
第106回
午後 問204

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問題

看護師国家試験 第106回 午後 問204 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(50歳、女性)は、急に体が熱くなったり汗をかいたりし、夜は眠れなくなり疲れやすさを感じるようになった。月経はこの1年間で2回あった。
Aさんのホルモンで上昇しているのはどれか。2つ選べ。
  • エストロゲン
  • プロラクチン
  • プロゲステロン
  • 黄体形成ホルモン〈LH〉
  • 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

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この過去問の解説 (3件)

01

1.✖
卵巣機能の低下により、エストロゲンの分泌は低下します。
2.✖
下垂体前葉から分泌されるプロラクチンは授乳分泌に関係するホルモンで、妊娠後に上昇します。
3.✖
プロゲステロン(黄体ホルモン)は卵巣機能の低下により、分泌は低下します。
4.〇
下垂体前葉から分泌される黄体形成ホルモン(LH)はエストロゲンの分泌低下に反応して上昇します。
5.〇
下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)は、エストロゲンの分泌低下に反応して上昇します。

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02

1.× エストロゲンは低下します
2.× プロラクチンは授乳分泌関連のホルモンです
3.× プロゲステロンは低下します
4.〇 エストロゲンの分泌低下に反応して上昇します
5.〇 エストロゲンの分泌低下に反応して上昇します

参考になった数1

03

更年期とは、卵巣機能が生理的に減退し、停止するまでの期間を言います。閉経の平均年齢は50歳頃と言われています。閉経が40歳未満のものを早発閉経、56歳以降のものを遅発閉経と言います。だいたい閉経を挟んだ前後10年間、生殖器から非生殖器への移行の時期を言います。更年期障害とは、更年期に起こる不定愁訴を主訴とした症候群を言い、50~60%の女性に見られます。自律神経失調症状、精神神経症状や血管運動神経症状が見られます。実際には、熱感、顔面紅潮、ほてり、発汗、寝汗、動悸、イライラ、不眠、憂うつ、めまい、頭痛、不安などの症状があります。エストロゲンが卵巣の機能の衰えとともに急激に減少し始めて、またそれに対してFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)が過剰に分泌されるために、ホルモンの不均衡が原因です。

1.卵巣の機能が低下することで、エストロゲンの分泌は減少します。
2.赤ちゃんの吸啜により、下垂体前葉からプロラクチンの分泌が促進されます。この作用により、乳汁分泌が進みます。
3.排卵された後の卵胞は黄体に変化し、エストロゲンとプロゲステロンを分泌します。プロゲステロンは受精卵が着床しやすいよう、子宮内膜を分泌期と呼ばれる状態に変化させます。卵巣の機能の低下により、プロゲステロンの分泌は低下します。
4.黄体化ホルモンは過剰に分泌されます。
5.卵胞刺激ホルモンは過剰に分泌されます。

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