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看護師の過去問 第106回 午後 問214

問題

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Aさん(79歳、女性)。自宅の玄関で転倒し、救急外来で第12胸椎の圧迫骨折( compression fracture )と診断され、安静目的で入院した。
 既往歴:5年前に大腿骨骨折( femoral fracture )。
 現病歴:2年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉病( Alzheimer disease )を発症。記憶障害があるが、失認、観念運動失行および失語はなし。
 生活歴:要介護1。同じ敷地内に住む長男夫婦は仕事をしている。ADLは自立。

入院後3週、Aさんはコルセットを装着し、杖を使ってゆっくり歩けるようになった。翌週には自宅へ退院することが決まった。
Aさんの退院に向けて、Aさんと長男夫婦への指導内容で適切なのはどれか。
   1 .
自宅ではコルセットを外してよい。
   2 .
家の中での日常生活行動を積極的に行う。
   3 .
5,000歩程度のウォーキングを毎日行う。
   4 .
ビタミンB1の多い食品を積極的に摂取する。
( 看護師国家試験 第106回 午後 問214 )
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この過去問の解説 (3件)

2
1 . 自宅ではコルセットを外してよい。
×不正解
胸部圧迫骨折では、コルセットは疼痛軽減のためにも就寝時以外は装着する必要があります。コルセットの脱着については、医師の指示に従うように説明をします。よって、不正解です。

2 . 家の中での日常生活行動を積極的に行う。
〇正解
必要以上に動かないことで、筋肉が衰えたり、今できていることができなくなる可能性があります。よって、家の中では骨折前のように積極的に動いていくことが大切です。よって、正解です。

3 . 5,000歩程度のウォーキングを毎日行う。
×不正解
まだ胸部の圧迫骨折は完治しておらず、また、以前にも転倒していることから、一人でウォーキングをすることは困難かと予想されます。よって、不正解です。

4 . ビタミンB1の多い食品を積極的に摂取する。
×不正解
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える役割のあるビタミンです。
女性は閉経すると骨粗鬆症になりやすいです。Aさんも高齢で、転倒による骨折の既往もあるので、カルシウムとカルシウムの吸収を促すビタミンDを積極的に摂取するように説明をします。よって、選択肢は不正解です。

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0
1.コルセットは医師の許可がおりるまでは、就寝時以外は装着しておく必要があります。

2.長男夫婦は日中は仕事をしており、不在です。ADL低下予防のためにも、自宅内では日常生活行動を積極的に行う必要があります。

3.転倒の既往がたびたび見られ、さらにアルツハイマー病もあることから、付き添いのいないことが考えられる日中のウォーキングを勧めるのは不適切です。

4.高齢の女性に多いのは骨粗鬆症です。骨密度が低下し、骨折しやすくなります。カルシウムの吸収を助けるビタミンDの摂取を心掛けると良いでしょう。

0
1.✖
医師の許可が下りるまでは、夜間就寝時以外はコルセットは装着しておきます。

2.〇
ADL向上のためにも、積極的に日常生活行動を行う事が望ましいです。

3.✖
杖を使ってゆっくり歩けるようになったばかりのAさんに、5000歩程度のウォーキングを課すのは時期早々です。現状に見合った内容にする必要があります。

4.✖
糖質代謝を促すビタミンB1の摂取も大切です。しかしAさんは今回2度目の骨折であり、骨粗鬆症やカルシウムに効果的なビタミンDを摂取することをお勧めします。

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