看護師の過去問
第106回
午後 問220
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問題
看護師国家試験 第106回 午後 問220 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(24歳、初産婦、会社員)は、現在、両親と妹の4人で暮らしている。パートナー(24歳、会社員)と結婚する予定である。Aさんは、妊娠8週の妊婦健康診査で「朝起きると気持ちが悪くあまり食べられません。台所から食べ物の匂いがするだけで吐き気がします」と話している。
Aさんは、妊娠23週に結婚し、パートナーの家に転居した。翌週の妊婦健康診査で、Aさんは「最近は、結婚や引っ越しで忙しかったです。これから新しい環境に慣れていきたいと思っています」と話した。妊娠経過は順調である。
このときに看護師がAさんに対して説明する内容で優先度が高いのはどれか。
Aさんは、妊娠23週に結婚し、パートナーの家に転居した。翌週の妊婦健康診査で、Aさんは「最近は、結婚や引っ越しで忙しかったです。これから新しい環境に慣れていきたいと思っています」と話した。妊娠経過は順調である。
このときに看護師がAさんに対して説明する内容で優先度が高いのはどれか。
- 保育所の選択
- 乳房の手入れ
- 側臥位での睡眠
- 妊婦健康診査の受診頻度
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この過去問の解説 (3件)
01
×不正解
まだ出産をしていないので、保育所を選択するには早すぎるといえます。よって、不正解です。
2 . 乳房の手入れ
×不正解
母乳を出やすくするために乳房の手入れをします。妊娠中期や後期から始めることが多いです。
妊娠24週に入ったAさんに必要な情報としては優先順位が高くないため、不正解です。
3 . 側臥位での睡眠
×不正解
妊娠中期以降胎児が成長し、子宮が大きくなってきます。そんな時に仰臥位で寝ると、子宮が下大静脈を圧迫して仰臥位低血圧症候群を起こす可能性が高くなります。
妊娠24週のAさんも側臥位で寝ることを勧められますが、情報としての優先順位が高くありません。よって、不正解です。
4 . 妊婦健康診査の受診頻度
〇正解
妊婦健診の頻度は、妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週 から妊娠35週までは2週間に1回、妊娠36週から 出産までは週1回と変化します。
Aさんは現在妊娠24週で検診頻度が2週間に1回と変化する時期です。よって、Aさんに2週間後の受診を確認することが大切となります。よって、正解です。
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02
1 . 保育所の選択は×
妊娠初期で保育所の選択をするのは優先度が高くありません。
2 . 乳房の手入れは×
内容としては妊娠初期からやっておいてもいいことですが、Aさんに起きている問題に対して、これをやることは現段階では必要ありません。
3 . 側臥位での睡眠は×
お腹が大きくなり、仰臥位になった場合に腹腔動脈と下大静脈を圧迫し、仰臥位性低血圧症候群となることが考えられます。その対策として左側臥位で睡眠をとることが挙げられます。
4 . 妊婦健康診査の受診頻度は〇
妊娠24wから、2週間に一回の受診となるため、体調を配慮してこの内容は伝えておくべきです。
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03
会社員として働くAさんは復帰を希望する際に、保育園を探す必要がありますが、現時点では次期尚早です。
2.✖
乳房の手入れは後期(8ヶ月/28週)から始めるのが望ましいです。
3.✖
側臥位は、妊娠後期に子宮増大による寝苦しさを感じる時に楽な体位です。
4.〇
妊婦検診が妊娠23週までは4週に1回でしたが、24週より2週間に1回へと変更になるため、説明する優先度が高いです。
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