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看護師の過去問 第106回 午後 問221

問題

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Aさん(26歳、経産婦)は、夫(30歳)と長女(2歳)の3人で暮らしている。妊娠37週2日、これまでの妊娠経過に異常はない。9時に陣痛が開始し、10時に夫に付き添われ入院した。入院時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒であった。内診所見は子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた。羊水混濁はなかった。21時30分に子宮口全開大、22時30分に3,200gの男児を正常分娩で出産した。会陰裂傷は第2度。23時に胎盤娩出し、子宮底の位置は臍高で硬く触れた。児のApgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点。分娩2時間後、子宮底の位置は臍下1横指で硬く触れた。分娩時出血量は360mL。

Aさんの分娩時のアセスメントで適切なのはどれか。
   1 .
正期産である。
   2 .
適時破水である。
   3 .
遷延分娩である。
   4 .
分娩時出血量は異常である。
( 看護師国家試験 第106回 午後 問221 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1 . 正期産である。
○正解
正期産とは37週0日から41週6日までのことを指します。
Aさんは、妊娠37週2日なので正期産です。よって、正解です。

2 . 適時破水である。
×不正解
適時破水とは子宮口全開大時(=子宮口10cm開大)の破水のことを指します。
Aさんは「子宮口2cm開大で、少量の羊水の流出を認めた」ため、早期破水(子宮口開大前の破水)です。よって、不正解です。

3 . 遷延分娩である。
×不正解
遷延分娩とは有効な陣痛があるにも関わらず、子宮口の開大や胎児の下降が異常に緩徐な場合を指します。時間で言うと、初産婦30時間以上、経産婦15時間を経過しても胎児の娩出に至らないケースです。
Aさんの場合は経産婦なので15時間以上だと遷延分娩ということになります。
9時に陣痛が始まり、同日22時30分には胎児が娩出されたので、13時間30分かかったことになります。よって、不正解です。

4 . 分娩時出血量は異常である。
×不正解
正常分娩の出血量は500mL 未満、帝王切開では1000ml未満の出血です。Aさんの経膣分娩で、分娩時出血量は360mLなので正常範囲内です。よって、不正解です。

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0
正解は1です。


1 . 正期産である、は〇
正期産は37wから41W1Dまでのことを指します。


2 . 適時破水である、は×
適時破水とは、子宮口全開大となってから破水することを言います。Aさんは子宮口全開大前に破水しており、早期破水しています。


3 . 遷延分娩である、は×
遷延分娩とは、分娩所要時間が初産婦は30時間、経産婦は15時間を超えても児娩出に至らない分娩のことを言います。Aさんは、13時間30分かかっており遷延分娩とは言えません。


4 . 分娩時出血量は異常である、は×
分娩時には経腟分娩なら500ml、帝王切開なら1000mlの出血があれば異常とみなされます。Aさんは360mlの出血で正常です。

0
1. 〇
37週2日は正期産(37W~41W6Day)です。

2.✖
Aさんは10時の入院時に子宮口2㎝開大で、羊水の流出がみられているので、早期破水になります。適時破水は子宮口が全開大の頃の破水です。

3.✖
Aさんの分娩所要時間は13時間30分であるため、遷延分娩(分娩所要時間15時間以上)には該当しません。

4.✖
Aさんの出血量360mlは正常です。異常出血は500ml以上です。

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