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看護師の過去問 第106回 午後 問226

問題

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Aさん(28歳、女性)は、両親と3人で暮らしている。24歳のときに統合失調症( schizophrenia )を発症し治療を開始している。Aさんは大学卒業後に一度就職したが、発症後に退職し、現在も無職である。2週前から元気がなく、自室に引きこもって独り言を言っているのが目立つようになったため、両親同伴で外来を受診した。両親からは、1年前から便秘が続き、Aさんが薬の副作用(有害事象)を気にするようになったという話があった。

さらに3か月後、家事の手伝いができるようになり、家庭内で落ち着いた日常生活を送れるようになった。Aさんは「自分のことは自分でできるようになって、将来はまた働きたい」と話すようになり、社会復帰に向けて社会資源の利用を検討することになった。
この時点でAさんに紹介する社会資源で適切なのはどれか。
   1 .
就労移行支援
   2 .
地域活動支援センター
   3 .
居宅介護〈ホームヘルプ〉
   4 .
短期入所〈ショートステイ〉
   5 .
共同生活援助〈グループホーム〉
( 看護師国家試験 第106回 午後 問226 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は1.2です。


1 . 就労移行支援は〇
就労するためのスキルを身につけることを支援することを目的としています。一般企業に就職を希望する人が対象です。これとよく間違われるのが、就労継続支援A型・B型です。就労継続支援とは、一般企業への就職が不安・困難な方を対象に働く練習という名目で、場所・作業を提供し支援します。


2 . 地域活動支援センターは〇
地域活動支援センターとは、地域で生活している身体・精神・知的障碍者が利用できる通所施設です。手工芸品の製作・販売、清掃活動など環境美化活動など地域社会との交流を促進する役割があります。


3 . 居宅介護は×
Aさんの現在の状況から、就職したいとの発言がある中で、在宅で介護を要する状態ではないため不適切です。


4 . 短期入所は×
3と同じく、Aさんの就職したいとの希望がある中で施設に入所する対応では、Aさんの気持ちに寄り添えていないため不適切です。


5 . 共同生活援助は×
共同生活援助とは、障害のある方に対して、主に夜間において、共同生活をする居宅で相談に応じたり、日常生活援助を行います。Aさんの希望に添えていないため不適切です。

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0
正解1.就労移行支援 2.地域活動支援センター


1.就労移行支援

障がい者総合支援法に定められた、障がい福祉サービスの1つです。
就労を希望する65歳未満の障がい者に、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練や相談などの支援を行います。

統合失調症の診断を受けているAさんは、65歳未満で就労したいと考えているため対象になります。


2.地域活動支援センター

障がい者総合支援法に定められた、障がい福祉サービスの1つです。
創作活動や生産活動、社会との交流促進等の機会を提供する支援を行います。
障がい者が地域社会の中で生活するために利用できる通所施設です。

Aさんは、家庭で自立した日常生活を送ることを希望しており、利用できる資源です。


3.居宅介護は、居宅において入浴・排泄及び食事等の介護・調理・洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の生活全般にわたる援助を行います。
Aさんは、家事手伝いができており、家庭内で落ち着いた日常生活を送れているので、必要なサービスではありません。


4.短期入所は、利用者が必要な限り自宅で自立した日常生活を送れるように、利用者の孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的としています。
(厚生労働省 短期入所生活介護 参照)
Aさんは、家事手伝いができており、家庭内で落ち着いた日常生活を送れているので、必要なサービスではありません。


5.共同生活援助は、障がいのある方が地域住民との交流が確保される地域の中で、家庭的な雰囲気の下、共同生活を営む住まいの場です。
主として夜間において、共同生活を営む住居において相談及び日常生活の援助を行います。
Aさんは、家庭で落ち着いた日常生活を送れているので必要なサービスではありません。

0
1. 〇
就労移行支援は就労を希望する65歳未満の障害者に対して、職業訓練・就活支援・定着支援を行う障害福祉サービスの1つです。将来は就労を希望するAさんに適した社会資源といえます。

2.〇
地域活動支援センターは、障外者の能力や適性に応じ、自立した日常生活や社会参加を営むことができるよう、日中の活動をサポートする福祉施設です。社会復帰を目標にあげるAさんに適した社会資源といえます。

3.✖
居宅介護は、ホームヘルパーが自宅を訪問して、入浴、排せつ、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関する相談や助言など、生活全般にわたる援助を行い、利用者本人のために使われるサービスです。現在家庭内で家事の手伝いができ、落ち着いた日常生活を送るAさんには不要な社会資源です。

4.✖
短期入所は、介護を行う家族が病気などの理由により、介護を行うことができない場合に、障害者に障害者支援施設や児童福祉施設等に短期間入所してもらい、日常で必要な介護を行います。現在家庭内で家事の手伝いができ、落ち着いた日常生活を送るAさんには不要な社会資源です。

5.✖
共同生活援助は、障害者が主に夜間帯に共同生活を営む住居で相談や日常生活上の援助を受けられるサービスです。現在家庭内で家事の手伝いができ、落ち着いた日常生活を送るAさんには不要な社会資源です。

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