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看護師の過去問 第106回 午後 問230

問題

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Aさん(78歳、男性)は、尿路感染症( urinary tract infection )による敗血症( sepsis )で入院し、5日が経過した。中心静脈ラインから輸液ポンプを使用して乳酸加リンゲル液が投与され、その側管からシリンジポンプを使用してノルアドレナリンが投与されている。

朝9時、日勤の看護師が訪室したとき、シリンジポンプの閉塞と輸液ポンプの気泡混入の、2つのアラームが作動した。ノルアドレナリンの入ったシリンジは残量があり、乳酸加リンゲル液のボトルが空になっていた。各ポンプおよび各輸液ラインの状況を図に示す。

看護師がアラームを停止した後に行うこととして最も優先度が高いのはどれか。
問題文の画像
   1 .
乳酸加リンゲル液を準備する。
   2 .
ノルアドレナリンを準備する。
   3 .
輸液ポンプ内のラインの気泡を除く。
   4 .
輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。
( 看護師国家試験 第106回 午後 問230 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は4です。


1 . 乳酸加リンゲル液を準備する。は×
気泡混入アラームの原因として、今回は薬液の残量がないことによると考えられるため、この対応をすることは間違っていません。しかし、シリンジポンプの閉塞アラームも同時に鳴っていたため、そちらの原因を突き止めることの方が優先度が高いです。


2 . ノルアドレナリンを準備する。は×
この薬液はシリンジポンプにて投与されていますが、残量があるのにアラームが鳴っているので、まずラインの閉塞・クレンメの開放忘れなどを疑い、それに対処することの方が、点滴準備より優先度が高いです。


3 . 輸液ポンプ内のラインの気泡を除く。は×
ノルアドレナリンは昇圧剤であり、身体に与える影響が大きい薬剤です。確実に投与するためにまず、気泡混入よりも先に閉塞に対して対応すべきです。


4 . 輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。は〇
閉塞・屈曲に対して対応するのは正しいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解4.輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。


ノルアドレナリン

各疾患もしくは状態に伴う急性低血圧、ショック時の治療に使用します。
過度の昇圧反応を起こすことがあり、過量投与にならないようにします。

バイタルサインの変動に直結する状況なので、閉塞アラームの原因を即座に確認する必要があります。
ノルアドレナリンの流量の変化が循環動態につながるので、細心の注意が必要です。


1.乳酸化リンゲル液が空になって気泡混入のアラームが鳴っているので、輸液の準備は必要ですが最も優先度は高くありません。しかし、輸液が一定量流れていないとノルアドレナリンの流量に影響してくることにはなります。気泡混入になるまでに輸液の更新がなされることが望ましいです。


2.ノルアドレナリンの残量はあるので、優先度は高くありません。残量アラームが鳴るまでに準備の必要はあります。


3.輸液ポンプラインの気泡を抜くのは必要ですが、最も優先度が高いものではありません。
ノルアドレナリンが投与されているので、ノルアドレナリンの流量に影響しないように気泡を抜く必要があります。

0
1.✖
医師の指示を確認し、指示があれば、次の乳酸加リンゲル液を準備する必要はあります。しかし、まだ残量のあるシリンジポンプの閉塞アラームも作動していることから、ベッドサイドを離れる前に閉塞への対応を先に行う事が望ましいです。

2 ✖
シリンジポンプの中にはまだ残量があるため、新しいものを用意する必要はありません。

3 ✖
輸液ポンプを停止し、まずは昇圧剤のシリンジポンプ閉塞への対応を優先します。その後、次の点滴の準備へと移ります。

4 〇
ノルアドレナリンは、敗血症性ショックに対する重要な治療なので、閉塞に対して早期の対応が必要です。閉塞の原因を確認し、解除することが必要です。

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