看護師の過去問
第107回
午後 問157

解答、４
×１．麻薬施用者は、都道府県知事の免許を受けた医師、歯科医師、獣医師に限られるため、看護師は麻薬施用者の免許を取得できません。
×２．麻薬を廃棄したときは、使用や廃棄の状況を明確にし、麻薬管理者に残薬やアンプルを含めてすべて返却します。
×３．アンプルの注射薬は、麻薬に限らず複数の患者に分割して用いてはいけません。
〇４．麻薬の取り扱いは「麻薬及び向精神薬取締法」に規定されています。

医療用麻薬は特に癌による疼痛コントロールに用いられます。

１．医療用麻薬を処方できるのは、「麻薬施用者」の免許をもった医師・歯科
　　医師・獣医師だけです。また、大きい病院のように麻薬施用者が同じ病院
　　に２人以上いる場合は、医師・歯科医師・獣医師・薬剤師から「麻薬管理
　　者」を１人定め、都道府県知事から免許を得る必要があります。
　　看護師は「麻薬施用者」にも「麻薬管理者」にもなることはできません。

２．残液のあるシリンジやアンプル、パッチ、不要になった麻薬などを看護師
　　の判断で破棄することはできません。全て麻薬施用者、麻薬管理者へ返納
　　する必要があります。

３．アンプルの残液を複数の患者に使用することは、麻薬かどうかは関係なく
　　厳禁です。

４．麻薬の取り扱いは、薬事法や麻薬及び向精神薬取締法で決められていま
　　す。

１　麻薬の施行は都道府県知事から免許を受けた医師、歯科医師、獣医師とされています。

２　麻薬は破棄せず、麻薬管理者に返却します。

３　アンプルの麻薬注射液は複数の患者に分割して用いることはしません。

４　麻薬及び向精神薬取締法で管理について規定されています。