看護師の過去問
第108回
午前 問3

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問題

看護師国家試験 第108回 午前 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

セリエ, H.(Selye,H.)が提唱した理論はどれか。
  • 危機モデル
  • ケアリング
  • セルフケア
  • ストレス反応

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。

1 危機モデルは、アメリカの心理学者フィンクが考えたものです。衝撃、防御的退行、承認、適応の4つの段階で示した危機モデルです。

2 ケアリングは、Mメイヤロフが代表的です。ケアリングは、患者への能動的な思いや願いを根底にもった実践知としての看護実践全体である

3 オレムは、セルフケア理論を提唱しています。

4 セリエ, Hは、ストレス学説を唱え、ストレッサーの生体反応を明らかにしています。

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02

正解は4.です。

1→危機モデルは、フィンクが提唱しました。重大な疾患や障害を急に告知された患者の危機的状況に対して使われます。衝撃・防衛的退行・承認・適応の4段階から構成されます。

2→ケアリングは、メイヤロフ、ノディングスが主な提唱者です。ケアされる人とする人との相互関係、育て・育てられて成長していくことを表しています。

3→セルフケア理論は、オレムが提唱しました。セルフケアとは健康維持のための自己管理のことです。それが不足している患者が自分自身で健康行動をとれるように看護師は関わっていきます。

4→ストレス反応は、ハンス・セリエが提唱しました。「ストレス」の原因となるものを「ストレッサー」と表現し、ストレスに適応していこうとする一連の防御反応のことを「適応症候群」と表現しています。

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03

1 . 危機モデル
×不正解
日本では主にフィンクの危機モデルを使用します。①衝撃、②防御的退行、③承認、④適応の4段階で表現されています。援助者が何をしたら良いのかを助けます。
危機モデルは他にもションツ、ゴーラン、キャプランなどが提唱しています。

2 . ケアリング
×不正解
ミルトン・メイヤロフがケアリングの先駆的な研究者として有名です。
他にはノディングズ、クーゼなどがケアリングについて研究しています。

3 . セルフケア
×不正解
セルフケアに対して、オレムの看護理論「セルフケア不足看護理論」が有名です。
他にもレヴィン、イルズレイなどが提唱しています。

4 . ストレス反応
○正解
ストレス反応は、ハンス・セリエが提唱し、「ストレスがあらゆる病の原因である」ことを証明しました。

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