看護師の過去問
第108回
午前 問7

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問題

看護師国家試験 第108回 午前 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

母乳中に含まれている免疫グロブリンで最も多いのはどれか。
  • IgA
  • IgE
  • IgG
  • IgM

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1です。

免疫グロブリンは、血液や体液中にあって抗体としての機能と構造を持つ蛋白質の総称です。
IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5クラスに分かれています。

1 IgAは、母乳に多く含まれます。その他に 唾液や消化液、痰などの粘膜での防御機構の主役を演じます。

2 IgEは、アレルギー、寄生虫の排除に関与します。

3 IgGは、体内に侵入してきた微生物、異物と戦い、補体(蛋白)を活性化します。

4 IgMは、抗原による刺激後、最も早く出現して微生物、異物と戦い、補体(蛋白)を活性化します。

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02

体を守る免疫システムの中で大きな役割を担っているのが免疫グロブリン(Immunoglobulin、略称Ig)です。組織液や血液中に含まれます。
免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があります。

1 . IgA
○正解
腸管、気道などの粘膜や初乳に多く含まれます。局所で細菌やウイルス感染の予防に役立っています。よって、正解です。

2 . IgE
×不正解
喘息やアレルギーを起こす抗体です。

3 . IgG
×不正解
血液中に最も多く含まれる免疫グロブリンで、様々な抗原(細菌やウイルス)の抗体を含んでいます。

4 . IgM
×不正解
細菌やウイルスに感染したら、まず初めに作られる抗体です。IgMが作られた後で、効果的な抗体としてIgGが作られます。


ちなみに、IgDの役割はまだ解明されていません。

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03

正解は1です。

免疫グロブリンとは、血液・体液中にある抗体の役割があるタンパク質の総称をいいます。
IgD・IgA・IgM・IgE・IgGがあります。(私はDAMEGと覚えました。)

1→IgAは母乳に多く含まれている免疫です。ウイルスや病原菌の侵入を防ぐ働きがあります。

2→IgEはこの中で最も量が少ない免疫です。Ⅰ型アレルギーに関連します。ヒスタミンを遊離する、Ⅰ型アレルギーに関連が強い肥満細胞・好塩基球の結合します。

3→IgGは血中に最も多く見られる免疫です。毒物・微生物に結合し無毒化します。唯一胎盤を通過します。

4→IgMは胎児期に作られる免疫です。感染時に増加します。最も分子量が大きいです。(IgMのMと最大の意味のMaxのMをかけて覚えました。)

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