看護師の過去問
第108回
午前 問11

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問題

看護師国家試験 第108回 午前 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

胆汁の作用はどれか。
  • 殺菌
  • 脂肪の乳化
  • 蛋白質の分解
  • 炭水化物の分解

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、2です。

胆汁は脂肪の消化・吸収を促進し、膵液と共同して働きます。

他の選択肢は、胆汁の作用に該当しません。

参考になった数2

02

正解は2です。

胆汁は脂肪酸の消化・吸収促進の役割があります。小腸から吸収された栄養等が肝臓で代謝・解毒・貯蔵・合成・分解され、必要/不要なものに分けられます。不要なものが「胆汁」として十二指腸に運ばれていきます。

1は、殺菌作用は皮膚(酸、ケラチン)・粘膜(粘液、鼻毛、線毛、胃液、膣内の酸性環境、涙液、唾液)にあります。

3は、タンパク質分解は主に胃液に含まれるペプシンによって行われ、最終的にアミノ酸に変化します。

4は、炭水化物分解は主に唾液に含まれるアミラーゼによって行われ、最終的にグルコースというエネルギー源に変化します。

参考になった数1

03

1 . 殺菌
×不正解
消化器で主に殺菌作用があるのは胃液です。強い酸(pH1~1.5)である胃液は、感染症の原因となる細菌やウイルスを殺したり、一部を分解する事によって体を守っています。

2 . 脂肪の乳化
○正解
胆嚢から分泌される胆汁は、普通なら混じり合うことのない脂質と水分が混じりやすくなるように乳化します。乳化された油は体に吸収しやすくなるので胆汁は脂質の消化を助ける働きをしています。

3 . 蛋白質の分解
×不正解
胃からペプシン、膵臓からトリプシノーゲン、小腸からのエレプシンにより最終産物であるアミノ酸へと分解されます。

4 . 炭水化物の分解
×不正解
炭水化物の分解は唾液アミラーゼ、膵液アミラーゼ、小腸からのマルターゼにより、最終産物であるグルコース(ブドウ糖)になります。

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