看護師の過去問
第108回
午前 問39

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問題

看護師国家試験 第108回 午前 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

歯ブラシを用いたブラッシングで歯周ポケットの清掃に適しているのはどれか。
  • バス法
  • スクラブ法
  • ローリング法
  • フォーンズ法

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この過去問の解説 (3件)

01

(正解) 1
(解説)
通常、健康な状態であれば、歯と歯肉は溝程度の深さでしっかり密着しています。しかし、汚れや細菌が溝に溜まり、歯周病菌が内部で炎症を起こすことにより、この密着が次第に剥がれ、炎症で溝の周囲の歯肉も腫れて膨らみ、ポケットのような袋状の空間になってしまいます。これを歯周ポケットと呼んでいます。歯周ポケットは、歯と歯肉の境目であればどこにでもできる可能性があるのです。
歯のブラッシング方法については、主に4種類あります。この中で、歯石になりやすい歯周ポケットの部分を効果的に磨く方法は「バス法」と言われる方法になります。この方法では、歯ブラシを歯面に対して45度の角度で当てて、細かく振動させるように磨きます。よって、正解は「1」となります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2.スクラブ法:スクラッピング法とも言われており、歯磨きになれていない人でも、ブラッシング効果が高く、汚れを除去しやすい方法です。歯の外側に歯ブラシの毛先を直角に当てて前後に細かく小刻みに動かしながら磨いていきます。よって、正解には該当しません。

3.ローリング法:歯ブラシの脇を歯面と並行になるようにあて、そのまま歯の先端に向かって歯ブラシを回転させ、歯石を除去していく方法になります。これは、歯肉のマッサージ効果も高く、歯肉の弱い人に適した方法になります。よって、正解には該当しません。

4.フォーンズ法:歯面に対して、歯ブラシの毛先を垂直に当てて、円を描くようにクルクルと移動しながら磨く方法です。細かな動作が困難な人に向いていますが、歯周ポケットの部分までは毛先が行き届かないため、バス法を併用しながら行う必要があります。よって、正解には該当しません。

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02

正解は1です。


1 . バス法は、歯ブラシの毛先を歯に対して45度程度に当て、歯茎に接するようにブラッシングする方法です。これは、歯周ポケットに毛先が集中して入るため、これが正解です。


2 . スクラブ法は、毛先を歯に対して垂直に当て、歯1本1本に対して小刻みに上下に動かしながら磨いていきます。


3 . ローリング法は、毛のサイドを垂直に当て、歯冠に向けて90度回転させて磨いていきます。


4 . フォーンズ法は、毛先を歯に対して垂直に当て・小さな円を描きながら歯1本1本を磨いていきます。

参考になった数2

03

1 . バス法
○正解
バス法は、歯ブラシの毛先を45度で歯と歯ぐき間に当てて磨きます。毛先を歯肉溝や歯周ポケット内に入れ、他の毛束が歯面に当たるようにします。2mm幅くらいの小刻みで1本ずつ丁寧に磨きます。よって、正解です。

2 . スクラブ法
×不正解
スクラブ法は、歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当てて磨く方法です。よって、不正解です。

3 . ローリング法
×不正解
ローリング法は、毛先を歯肉に軽く押し当て、歯肉から歯に向って擦り落ととしながら磨く方法です。よって、不正解です。

4 . フォーンズ法
×不正解
フォーンズ法は、上下の歯を軽く噛み合わせた状態で歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当て、円を描くように磨く方法です。上下の歯を一緒に磨きます。よって、不正解です。

参考になった数1