看護師の過去問
第108回
午前 問88

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問題

看護師国家試験 第108回 午前 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

出生直後の正常新生児に当てはまる特徴はどれか。2つ選べ。
  • 生理的に多血である。
  • 腸内細菌叢が定着している。
  • 噴門部の括約筋は発達している。
  • Babinski<バビンスキー>反射がみられる。
  • 胎盤を通じて母体からIgMが移行している。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.〇
 大人に比べると赤血球の量が多く、生理的に多血であるといえます。
2.×
 出生直後にはまだ腸内細菌嚢は定着していません。
3.×
 噴門部の括約筋は発達しておらず、筋肉がゆるいため胃から逆流が起こり嘔吐しやすいです。
4.〇
 バビンスキー反射やモロー反射などは原始反射と呼ばれ、乳児期早期に見られる反射です。
5.×
 胎盤を通じて母体から移行する免疫グロブリンはIgGです。

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02

1.〇 
2.× 腸内細菌叢は生後から定着していきます
3.× 噴門部の括約筋は弛緩しています
4.〇 脊髄を反射弓とする脊髄反射の1つであり、正常時には現れない病的反射です。自身の意思で随意的に足指を反らせない子に対しても反射が起こりうるため、錐体路障害を示唆するものとして信頼度が高いといわれています。
5.× 胎盤を通して胎児に移行するのはIgGです

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03

1. 正解です。新生児は、生理的に多血で、胎児の赤血球の寿命は短いため、出生後は急速に多量の赤血球の破壊がおこります。

2. 新生児として生まれてまもなく消化管などの粘膜で細菌が増殖しはじめ、5日目頃から腸内菌叢のバランスはほぼ安定します。

3. 噴門部の括約筋が発達していないため、ゆるい状態です。

4. 正解です。脊髄の神経経路の反射のひとつです。正常時には現れない病的反射です。

5. 妊娠中に母胎のIgGが胎盤を通して胎児に移行しています。

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