看護師の過去問
第108回
午後 問134

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問題

看護師国家試験 第108回 午後 問134 (訂正依頼・報告はこちら)

狭心症発作時に舌下投与するのはどれか。
  • ヘパリン
  • ジゴキシン
  • アドレナリン
  • ニトログリセリン

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1)×
ヘパリンは、抗凝結薬です。
心筋梗塞などの際に、血栓予防のためにヘパリンなどの抗凝血薬を点滴します。

2)×
ジゴキシンは、ジギタリス系の強心薬です。
心臓の収縮力を助け、脈を穏やかにする薬剤で心不全治療として使用されています。

3)×
アドレナリン(血管収縮薬)は、蘇生など救急処置で投与される薬剤です。心臓の働きを強め、末梢の血管を収縮することで、血圧上昇効果があります。また、アナフィラキシーショック時の気管支拡張作用、粘膜浮腫改善効果もあります。

4)○
心臓の冠動脈が狭くなり、心筋が酸素不足となることで胸痛が生じます。これが狭心症の症状です。
発作時は、ニロトグリセリンを使用します。
ニトロは、狭くなった冠動脈を拡張させ、心臓の負荷軽減、心筋虚血を改善する効果があります。
服用後、数秒~1.2分で効果があらわれます。
また、ニトロは血管拡張薬のため、同時に血圧を下げます。そのため、座位で服用するなど注意が必要です。

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02

狭心症の発作時や胸痛がある場合はニトログリセリンを舌下投与します。
これはニトログリセリンに冠動脈拡張作用があるためです。冠動脈が拡張して血液の流れが良くなることで発作がおさまります。

参考になった数0

03

狭心症発作時の投与薬として、ニトログリセリンの舌下投与を覚えておきましょう。
ニトログリセリンには冠動脈を拡張させる効果があり、狭心症の症状を緩和させることができます。

参考になった数0