正解は1です。
1)○
看護過程は、「看護の対象が持つ何らかの問題を解決するためのプロセス」とされています。
言い方を変えれば、問題を解決するために、どのような思考回路をすればよいか、という道のり(過程)です。
1人の人間は複雑に絡み合ったなかに存在しています。人格や想い、生活環境や家族関係など、様々なものが取り巻いています。そんななかで、対象を理解し、問題を抽出することは大変難しいことです。
そのため、看護過程という思考回路を使って、問題にたどりつき、解決するための看護を行います。
2)×
看護計画は医師の指示は必要ありません。
看護問題は、看護師が解決できることを問題にあげます。つまり、治療計画ではないということです。
このあたりの線引きが難しいところではありますが、治療が円滑にすすむために、並行してどのような看護が必要か、ということです。
例えば、酸素化が悪ければ、酸素消費量が増大しないように日常生活援助を行う、などが看護計画です。
3)×
看護計画のゴールは、患者さんにとってのゴールです。看護師が満足するためのゴールではありません。そのゴールは、患者さんの目標であり、患者さんの身体状況や希望や想いも含めて決定されるものです。
4)×
アセスメント、診断、計画、 実施、評価の5段階で構成されます。また、この5段階に終わりはなく、円を描くように繰り返し行われます。
それは、より良い看護を提供するために、常に患者さんにとって「最善」を探すことが必要だからです。