正解は5です。
1)×
橋は、中脳、橋、延髄と間脳を合わせて「脳幹」といいます。脳幹は、意識・覚醒レベルの調整、呼吸・循環、感覚制御など、生命維持に欠かせない重要な役割を持っています。
また、脳幹は多種多様な神経核から構成されており、脳神経の運動核が存在します。
橋は、顔面の筋肉、唾液腺、味覚、聴覚、眼球運動の神経核が存在します。
2)×
延髄は橋と同様に「脳幹」とよばれます。
延髄は、呼吸・循環だけでなく、嘔吐、嚥下、唾液などの消化の中枢を含み、生存に欠かせない役割を持ちます。
3)×
小脳の機能は、平衡、筋緊張、随意筋運動の調節など、知覚と運動機能を統合させます。
そのため、小脳が損傷すると運動や平衡感覚に異常をきたし、身体のバランスをとることができず、フラフラしたような歩き方になります。
4)×
大脳皮質は、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4葉に分けられ、それぞれに違った機能を持っています。
前頭葉:運動機能や自律機能
ブローカ運動性言語中枢など
頭頂葉:体性感覚
側頭葉:聴覚連合野
ウェルニッケ聴覚性言語中枢など
後頭葉:視覚連合野
5)○
体温調節中枢は、間脳の視床下部にあり、体温を調節する司令塔の役割をしています。
体温調節中枢には、体温を一定に保つ働きがあります。
視床下部は、この他にも、自律神経系のコントロールや内分泌中枢、その他多数の重要な役割を担っています。