看護師の過去問
第108回
午後 問158

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問題

看護師国家試験 第108回 午後 問158 (訂正依頼・報告はこちら)

永久的止血法に含まれるのはどれか。
  • 止血帯法
  • タンポン法
  • 血管結紮法
  • 間接圧迫止血法

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

止血方法は2つに大きく分かれます。
①一時的止血法
緊急時に行われる応急止血法で、圧迫法、指圧法、緊縛法、タンポン法などがあります。

②永久止血法
手術器具を使って、厳重な消毒を施したうえで行います。手術的止血法ともいわれ、結紮法、血管縫合法、焼灼法のほか止血薬を使用することがあります。

1)×
止血帯法:
手足の動脈性出血の場合で、圧迫止血できない場合に行いう一時的止血法です。
出血している部位より心臓に近い部位に三角巾や手ぬぐい等を強く巻き、強くしばって止血します。

止血帯は3cm以上の幅の広いものを使用、止血不十分の場合は止血帯の間に棒を入れ、回して止血します。この場合、止血時間を記録し30分に1~2分は止血帯をゆるめ、血流の再開を図ります。

2)×
タンポン法:
ガーゼなどを使用し、出血部位に硬く詰めて止血する一時的止血法です。

3)○
血管結紮法:
血管を縛り止血する方法で、永久止血法です。

4)×
間接圧迫止血法:
傷口より心臓に近い動脈(止血点)を手や指で圧迫して止血する一時的止血法です。
例:
・上腕出血⇒脇のくぼみを圧迫
・前腕出血⇒肘の内側を圧迫
・指出血⇒ 指の付け根を圧迫
・大腿出血⇒太ももの付け根を体重をかけて圧迫

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02

正解は3です。

1は、活動性の出血が見られる時に、太い血管を圧迫して行われる止血で、一時的な止血方法になるので間違いです。

2のタンポン法は、鼻出血や手術時にガーゼなどを詰めて止血する方法で、一時的に止血する方法なので間違いです。

3は、直接血管を縫合糸で結紮する止血方法であり、永久的に止血する方法です。

4は、活動性の出血がある場合、出血点から心臓に近い動脈を圧迫して、一時的に止血する方法ですので間違いです。

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03

止血法には一時的止血法と永久的止血法があります。
一時的止血法には圧迫法、指圧法、栓塞法などがあります。
永久的止血法には結紮法、縫合法、捻転法、圧挫法、電気凝固法などがあります。

1 . 止血帯法
×不正解
手足の太い血管損傷による出血で、直接圧迫止血が困難な場合に行われます。緊縛法とも呼ばれます。

出血部位から近い部位で心臓側に止血帯を巻き、出血が止まるまで棒をまわして血流を遮断します。
棒で固定した時は、止血した時間を記録し、もし30分以上止血が必要な場合は止血部末梢の壊死発生予防のために30分に一度止血帯を緩めて血流の再開をする必要があります。出血が続いているようであれば再度固定をします。
一時的止血法なので不正解です。

2 . タンポン法
×不正解
出血の部位が体の深い部位であったり、直接圧迫法が困難な場合にガーゼ等をつめることで止血をする方法です。手術時や鼻出血などで用いられます。
一時的止血法なので不正解です。

3 . 血管結紮法
○正解
止血目的で血管を結んだり、臓器摘出の際に週いい組織から分離切断する際に断端を糸で結んで血流を止めることです。
永久的止血法なので正解になります。

4 . 間接圧迫止血法
×不正解
動脈性の出血が続いている時に、出血している部位より心臓側に近い部位の止血点を手や指で圧迫することで血流を遮断し止血する方法です。
一時的止血法なので不正解です。

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