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看護師の過去問 第108回 午後 問164

問題

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糖質コルチコイドの分泌が長期に過剰となった状態の身体所見で正しいのはどれか。
   1 .
眼球突出
   2 .
甲状腺腫大
   3 .
頻脈
   4 .
満月様顔貌
( 看護師国家試験 第108回 午後 問164 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は4です。

1)×
眼球突出は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症の症状です。
自己免疫抗体に攻撃されたことにより、眼球を動かす外眼筋が厚くなったり、眼球の後ろにある脂肪組織が増えると眼球が前へ押し出されたように突出します。

2)×
甲状腺腫大は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症の症状です。その他、甲状腺炎や甲状腺がんなどでみられます。

3)×
頻脈は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症の症状です。
とうし甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を高めるホルモンです。過剰の状態では新陳代謝が異常に高くなり、内臓の働きも活発になるため、頻脈になります。

1)~3)の症状は、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の代表的症状で、この3つが代表的な症状であり、メルセブルグの三徴といいます。

4)○
糖質コルチコイドは、ステロイドホルモンです。
糖質コルチコイドを合成して作用を強力にしたものが、主にステロイド薬として治療に使用されているものです。
糖質コルチコイド過剰分泌やステロイド長期服用中は、副作用症状が出現します。
その中でも代表的な症状がムーンフェイスです。

コルチゾール過剰分泌やステロイド内服にて、脂肪代謝が妨げられます。
また、食欲増進をすることにより、特に身体の中心(顔や首の周り・肩や胴体など)部分に脂肪が多くなります。
そのため上半身に送られる血液量が特に増加するため、顔が腫れぼったい状態になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解は4です。

1は、糖質コルチコイドの作用になく、眼球突出は甲状腺機能亢進症などの症状になるので間違いです。

2は、糖質コルチコイドの作用になく、甲状腺腫大は甲状腺機能亢進症などの症状になるので間違いです。

3は、糖質コルチコイドの作用にないため、間違いです。

4の満月様顔貌はムーンフェイスとも言われ、糖質コルチコイドの副作用の一つになります。

0
糖質コルチコイドは副腎皮質ホルモンの一つです。
慢性の糖質コルチコイド過剰である疾患の一つにクッシング症候群が挙げられます。

1 . 眼球突出
×不正解
糖質コルチコイドの長期、過剰で顔貌や眼の外観を変えることがありますが、眼球突出が起こることはありません。
眼球突出は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や眼窩の腫瘍などで起こります。

2 . 甲状腺腫大
×不正解
糖質コルチコイドの長期、過剰で甲状腺腫大は起こりません。
甲状腺腫大を起こす疾患としては甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、甲状腺炎、甲状腺がんなどがあります。

3 . 頻脈
×不正解
糖質コルチコイドが長期、過剰になった状態で頻脈は起こりません。
頻脈を起こす状態としては甲状腺機能亢進症、脱水、心房細動などの上室性頻脈と、心室細動、心室頻拍などの心室性頻脈があります。

4 . 満月様顔貌
○正解
ムーンフェイスとも呼ばれます。
ステロイドの長期大量使用や糖質コルチコイドの過剰分泌により脂肪が沈着し満月様になった顔を差します。
そのほかにも中心性肥満、神経筋の脆弱性などの身体所見が現れます。

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