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看護師の過去問 第108回 午後 問174

問題

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離乳の開始で正しいのはどれか。
   1 .
離乳食は1日2回から開始する。
   2 .
人工乳はフォローアップミルクにする。
   3 .
哺乳反射の減弱が開始時の目安のひとつである。
   4 .
離乳食は歯ぐきでつぶせる硬さのものから始める。
( 看護師国家試験 第108回 午後 問174 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は3です。

1)×
離乳開始後1か月は、1日1回、スプーン1さじからスタートします。
この時期は、まだ消化機能が未熟です。
これまでミルクや母乳のみしか受け入れていなかったところに、固形物が入ります。
下痢をしたり、アレルギーにつながるため、少しずつ慣らしていきます。

2)×
フォローアップミルクとは、生後半年頃から始まる離乳食が、軌道に乗ってきたころに使用できるミルクです。対象年齢が9ヶ月頃~3歳です。
離乳食だけでは栄養が偏ってしまうため、この栄養の偏りを補う目的で開発・販売されているのが、フォローアップミルクです。
フォローアップミルクを飲むことによって、離乳食だけでは不足しがちな鉄分やカルシウムの摂取が可能になります。

設問は、離乳開始時期にフォローアップミルクを使用するということなので不正解になります。
離乳開始時期は、1日1回、1さじのペースト状から始まり、この時期は栄養摂取というよりは「食べるための練習期間」であり、メインの食事は、これまで通りの母乳やミルクを継続します。
ミルクには、育児用ミルクと栄養を補うミルクの2種類があると考えるとわかりやすいです。

3)○
離乳開始時期の発達目安として、
①首のすわりがしっかりしている
②支えると座ることができる
③食べものに興味を示す、よだれが多くなる
④スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが  少なくなる(哺乳反射の減弱)
などが挙げられます。

設問の哺乳反射とは、赤ちゃんが乳首を探し、見つけると口を開いて乳首をくわえ、吸い付いて母乳を飲み、分泌された母乳を飲み込むという一連の反応を起こす原始反射です。

この反射が残っていると離乳食を始めても舌の押し出し反射でうまく食べられないことがあります。
反射は4、5ヵ月頃から少しずつうすれて6、7ヵ月ころには消えていき、自分の意思によって食べることができるようになります。
そのため5、6ヵ月頃に離乳食を始めるのが適当とされています。

4)×
離乳開始時期の形態は、なめらかにすりつぶした状態です。(ヨーグルト程度の固さ)
つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜なども試します。慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚なども取り入れていきます。

形態アップの目安:
7.8か月:舌でつぶせる固さ
9~11か月:歯茎でつずせる固さ
12~18か月:歯茎で噛める固さ

付箋メモを残すことが出来ます。
1
離乳とは乳児に母乳もしくは粉ミルク以外のものを与え、液体状のものから徐々に固形食に移行させることです。

離乳食を始める時期の目安は生後6ヶ月ごろで、以下のような状態が見られれば、乳児が離乳の準備ができたといえます。

・首がしっかりとすわっている
・大人の食事中に食べるのを見つめたり、食べることに興味を示している
・手で支えると座れるようになった

1 . 離乳食は1日2回から開始する。
×不正解
離乳食の開始は1日1回、朝の機嫌がいい時に小さじ1杯(約5ml)ずつから始めます。
朝にする理由は、もし食物アレルギーがあったときに病院に連れて行けるよう、病院が開いている時間帯を選ぶほうが安心だからです。

2 . 人工乳はフォローアップミルクにする。
×不正解
フォローアップミルクは育児用(生後から使用可能)の粉ミルクと違い、生後6ヶ月頃から始まった離乳食が軌道にのってきた頃から使用できるミルクです。対象年齢は生後9ヶ月もしくは1歳~3歳くらいまでと書かれています。

フォローアップミルクは離乳食が開始され、軌道に乗っても、栄養のバランスに偏りが出るためそれを補うために開発されたものです。
特に不足する鉄分やカルシウムの摂取が可能になります。

3 . 哺乳反射の減弱が開始時の目安のひとつである。
○正解
哺乳反射とは、新生児・乳児が乳首を探し、乳首を見つけると口を開いて乳首をくわえ、母乳を飲むという一連の反応を起こす原始反射です。生後すぐに始まり、生後3~5ヶ月で消失するといわれています。

哺乳反射があるとスプーンを入れても舌で押し出してしまうため、哺乳反射の減弱もしくは消失が離乳開始の目安となります。


4 . 離乳食は歯ぐきでつぶせる硬さのものから始める。
×不正解
10倍粥をさらにすりつぶしたもの、などドロドロしたものから開始します。

歯茎でつぶせる硬さのものは、だいたい生後9ヶ月頃から開始となります。

0
正解は3です。

1の離乳食の開始は、1日1回からであり間違いになります。

2のフォローアップミルクは、離乳食をしっかり食べられる時に、不足している栄養素を補充するために飲ませるものなので、離乳開始時期に飲ませるものではないので間違いです。

3は、哺乳反射が減弱することで、口に入れたものを飲み込むようになるので、離乳食の開始時期になるので正解です。

4は、まだ噛むということを覚えていないため、飲み込みやすい形状で開始するので間違いです。

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