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看護師の過去問 第108回 午後 問185

問題

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Aさん(85歳、女性)は、1人暮らし。日常生活は自立しており、健康のために毎日20~30分のウォーキングをしている。夜間は、廊下を歩いて、1、2回トイレに行く。
Aさんの現時点での家屋環境の整備で最も優先されるのはどれか。
   1 .
便座の高さを高くする。
   2 .
廊下に手すりを設置する。
   3 .
トイレの扉を引き戸にする。
   4 .
廊下に足元照明を設置する。
( 看護師国家試験 第108回 午後 問185 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解は4です。

1)×
補高便座は、膝にかかる負担を軽減し、便座への座り込みと立ち上りを楽にします。
膝に痛みがあり、トイレに深く腰掛けるのが難しい方が使用する介護用品です。
Aさんは、日常生活が自立して行えており、20分のウォーキングが可能という点から、現状で最優先される介護用品ではありません。

2)×
廊下に手すりが必要な状態とは、歩行に支えが必要であり、つかまらないと自由に移動できず、転倒転落のリスクが高い状態です。
現在のAさんは、自立した生活を送ることができていますので不正解です。

3)×
高齢者施設にも多い引き戸は、バリアフリーとして挙げられる代表的な方法です。
引き戸のメリットは開閉時にスペースを必要としないことで、車椅子での出入りがしやすくスムーズに出入りすることができます。
Aさんは、自立歩行可能であり、引き戸にする必要はありません。

4)○
Aさんは、夜間に廊下を歩いてトイレに行きます。
廊下を安全に移動するには、足元に障害物がないか目で確認する必要があり、廊下に暗がりをつくらないように配慮する必要があります。
現在のAさんは、自立した生活を送れています。
現状でAさんの家屋状況を整備するならば、あくまでも「予防」の視点で行うことになります。

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0
正解は4です。

1は、日常生活が自立していて、20~30分のウォーキングが出来ているAさんの足腰には必要ないので間違いです。

2は、日常生活が自立していて、20~30分のウォーキングが出来ているAさんに必要ないので間違いです。

3は、日常生活が自立しているAさんに必要ないので間違いです。

4は、老化に伴い視力の衰えが出てくるため、日常生活が出来ているAさんでも、夜間は転倒予防の安全のために必要であるため正解です。

0
1 . 便座の高さを高くする。
×不正解
高齢者で筋力が弱くなっている方や、膝が痛い方、また車椅子を使用されている方が便座にスライドしやすいようにするため、便座の高さを3~5cm程度上げることができます。

Aさんは日常生活は自立しているため、便座を高くする必要はまだありません。よって、不正解になります。

2 . 廊下に手すりを設置する。
×不正解
手すりは筋力や関節が低下した高齢者の歩行の手助け、転倒予防、動作補助の目的で自宅につけることがあります。

Aさんは日常生活は自立しており、毎日20~30分のウォーキングをしているので、筋力は維持できていると考えられます。よって、また手すりを必要とする段階ではないため、不正解となります。

3 . トイレの扉を引き戸にする。
×不正解
病院や高齢者施設でトイレの扉が引き戸になっているのは、車椅子を使用している人が利用しやすいようにするためです。

Aさんは日常生活は自立しており、車椅子を使用していません。よって、不正解となります。

4 . 廊下に足元照明を設置する。
○正解
人間の老化現象では身体機能の低下とともにに視力も衰えてきます。視力の衰えは、視力が下がったり、視界がぼやけるだけでなく、照度(光の明るさ)に鈍くなります。すると、明るい場所にいても薄暗く感じたり、少しのまぶしさでも目が開けられなくなったりします。また暗順応速度も遅くなります。

夜の電気がついている明るい部屋から廊下を歩いてトイレに行く場合に、暗い廊下に目が慣れるまで時間がかかります。そしてAさんは夜間は、廊下を歩いて1、2回トイレに行くのが習慣になっています。照明のない廊下で転倒する可能性があるので、廊下に足元照明をつけて転倒防止するこの選択肢が正解となります。

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