看護師の過去問
第108回
午後 問190
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問題
看護師国家試験 第108回 午後 問190 (訂正依頼・報告はこちら)
医療法における病院の医療安全管理体制で正しいのはどれか。
- 医療安全管理のために必要な研修を2年に1回行わなければならない。
- 医療安全管理のための指針を整備しなければならない。
- 特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。
- 医薬品安全管理責任者の配置は義務ではない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . 医療安全管理のために必要な研修を2年に1回行わなければならない。
×不正解
医療に関わる安全管理の体制確保のための職員研修が年に2回程度開催されていること、と規定されています。
2 . 医療安全管理のための指針を整備しなければならない。
○正解
医療安全管理のための指針が整備されていることが病院および有床診療所では義務付けがされています。そのため、正解となります。
3 . 特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい。
×不正解
特定機能病院においては専任の安全管理者を配置することが義務付けられています。
4 . 医薬品安全管理責任者の配置は義務ではない。
×不正解
医薬品の安全使用・管理のための責任者の配置は義務付けられています。
医薬品の一元管理、医薬品情報入手後の迅速な評価、必要に応じて薬事委員会等にて評価・検討などします。
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02
(解説)
医療法では、病院等の管理者に求められている医療の安全を確保するための措置が定められています。医療法の第1条の11の中に「医療に係る安全管理のための指針を整備すること」と記載されています。よって、正解は、「2」となります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1について
:医療法では、「病院、有床の診療所では全職員に対して年2回の医療安全研修会を実施すること」が求められています。よって、正解には該当しません。
3について
:医療安全管理者とは、施設管理者から医療機関内における安全管理の権限を委譲されて、組織の安全活動体制の構築と運営を一任された責任者のことを指します。特定機能病院では、専任の医療安全管理者を配置するよう定められています。よって、正解には該当しません。
4について
:医薬品安全管理責任者とは、医薬品の取り扱いなどをはじめとした安全管理に関係する責任者のことをさし、全国の薬局開設者に配置が義務づけられています。よって、正解には該当しません。
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03
1 . 医療法に基づき、安全管理のための職員研修を1年に2回は行わなければならないです。
よって不正解です。
2 . 医療安全管理のためのルール作り(指針)を整備しなければならないです。
よって正解です。
3 . 特定機能病院は、専任あるいは専従の医療安全管理者を設置しなければなりません。
4 . 医薬品安全管理責任者とは、病院・診療所・助産所に設置される、医薬品の安全管理に関わる責任者のことです。
この責任者には、医薬品に十分な知識がある医師・歯科医・薬剤師・助産師・看護師の資格を持っていることが必要です。
これは設置義務があります。
よって不正解です。
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