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看護師の過去問 第108回 午後 問194

問題

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胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素はどれか。
   1 .
アミラーゼ
   2 .
キモトリプシン
   3 .
トリプシン
   4 .
ペプシン
   5 .
リパーゼ
( 看護師国家試験 第108回 午後 問194 )
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この過去問の解説 (3件)

1
固有胃腺(胃底腺)は胃体と胃底に分布している管状腺で、①主細胞、②傍細胞、③副細胞の3種類があります。
主細胞はペプシノーゲン(塩酸によってペプシンに変わる)、傍細胞は塩酸、副細胞は粘液をそれぞれ分泌します。

1 . アミラーゼ
×不正解
アミラーゼはでんぷんを糖に分解する酵素で、主に膵臓、唾液腺、耳下腺から分泌されます。
よって、不正解です。

2 . キモトリプシン
×不正解
キモトリプシン は膵液に含まれる消化酵素の一つで、たんぱく質を分解します。
膵臓から分泌されるので不正解です。

3 . トリプシン
×不正解
トリプシン は膵液に含まれる消化酵素で、たんぱく質を分解します。
膵臓から分泌されるので不正解です。

4 . ペプシン
○正解
固有胃腺の主細胞からペプシノーゲンが分泌され、傍細胞から分泌される塩酸で加水分解されることによってペプシンというたんぱく質分解酵素になります。
よって、正解です。

5 . リパーゼ
×不正解
リパーゼは胃液や膵液に含まれる酵素で、脂質の代謝に関与しています。
胃液にも含まれていますが、たんぱく質ではなく、脂質の分解に関わっているため、不正解です。

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1
正解は4です。


★胃から分泌される胃液には、塩酸・ペプシン(ペプシノーゲンが塩酸によりペプシンになります。)・粘液があります。たんぱく質の分解を主に行います。



1 . アミラーゼは口腔内の唾液に含まれる分泌物で、炭水化物分解を主に行います。
よって不正解です。


2 . キモトリプシンは膵臓から分泌されるたんぱく分解酵素です。
たんぱく質は分解しますが、膵臓から分泌されるものなので、不正解です。


3 . トリプシンは膵臓から分泌されるたんぱく分解酵素です。
たんぱく質は分解しますが、膵臓から分泌されるものなので、不正解です。


4 . ペプシンはたんぱく分解酵素です。
よって正解です。


5 . リパーゼは膵臓から分泌される脂肪分解酵素です。
よって不正解です。

0
正解4.ペプシン


胃腺は、固有胃腺・幽門腺・噴門腺があります。
そのうちの固有胃腺は、胃底部と胃体部にあり胃底腺もしくは胃腺と言われています。

胃底腺には以下の細胞があります。
・表層粘膜細胞:粘液を分泌し胃酸から粘膜を守る。
・壁細胞:胃酸を分泌して食物を消化する。内因子を分泌する(小腸でビタミンB12の吸収に必要)
・主細胞:消化酵素のペプシンを分泌する。
・副細胞:主細胞になる前段階の細胞。
・基底顆粒細胞:ガストリンを分泌する。


1.アミラーゼは、膵臓や唾液腺で作られる消化酵素で、デンプンやグリコーゲンを分解します。
胃からの分泌ではありません。

2.キモトリプシンは、膵臓から分泌される蛋白質分解酵素で、蛋白質をペプチドまで分解します。
胃からの分泌ではありません。

3.トリプシンは、膵臓から分泌される蛋白質分解酵素です。膵臓で作られるのはトリプシノーゲンで、腸液中のエンテロキナーゼにより活性化されてトリプシンとなります。
胃からの分泌ではありません。

5.リパーゼは、膵臓で分泌されてトリグリセリドを分解する酵素です。
胃からの分泌ではありません。

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