固有胃腺(胃底腺)は胃体と胃底に分布している管状腺で、①主細胞、②傍細胞、③副細胞の3種類があります。
主細胞はペプシノーゲン(塩酸によってペプシンに変わる)、傍細胞は塩酸、副細胞は粘液をそれぞれ分泌します。
1 . アミラーゼ
×不正解
アミラーゼはでんぷんを糖に分解する酵素で、主に膵臓、唾液腺、耳下腺から分泌されます。
よって、不正解です。
2 . キモトリプシン
×不正解
キモトリプシン は膵液に含まれる消化酵素の一つで、たんぱく質を分解します。
膵臓から分泌されるので不正解です。
3 . トリプシン
×不正解
トリプシン は膵液に含まれる消化酵素で、たんぱく質を分解します。
膵臓から分泌されるので不正解です。
4 . ペプシン
○正解
固有胃腺の主細胞からペプシノーゲンが分泌され、傍細胞から分泌される塩酸で加水分解されることによってペプシンというたんぱく質分解酵素になります。
よって、正解です。
5 . リパーゼ
×不正解
リパーゼは胃液や膵液に含まれる酵素で、脂質の代謝に関与しています。
胃液にも含まれていますが、たんぱく質ではなく、脂質の分解に関わっているため、不正解です。