骨髄は骨の中心部に腔所に細胞と血液が豊富な軟らかい組織で、赤血球、白血球、血小板を造ります。年齢と共に脂肪に置き換わることで赤色から黄色に変化し、造血機能を失います。
発達が盛んな乳幼児期の骨髄はすべて赤色骨髄で占められていますが、成人の赤色骨髄は体幹の骨、上肢帯、下肢帯の一部のみが赤色骨髄で大半の骨髄が脂肪組織(黄色骨髄)に置き換わります。
1 . 寛骨
×不正解
寛骨とは腸骨、坐骨、恥骨の3つで成り立っており、骨盤を形成しています。成人しても赤色骨髄のままで、造血機能を持ちます。
2 . 胸骨
×不正解
体幹の骨にあたり、成人しても赤色骨髄のままで、造血機能を持ちます。
3 . 大骨の骨幹
○正解
成人しても大腿骨の近位端は赤色骨髄のままで造血機能を持ちますが、骨幹は脂肪細胞に置き換わり、造血機能を失います。
よって、正解となります。
4 . 椎骨の椎体
×不正解
体幹の骨にあたり、成人しても赤色骨髄のままで、造血機能を持ちます。
5 . 肋骨
×不正解
体幹の骨にあたり、成人しても赤色骨髄のままで、造血機能を持ちます。