看護師の過去問
第109回
午前 問10

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問題

看護師国家試験 第109回 午前 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

球関節はどれか。
  • 肩関節
  • 膝関節
  • 下橈尺関節
  • 手根中手関節

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この過去問の解説 (3件)

01

正答:1(肩関節)
解説:2種類の骨がつながるとき、結合組織や軟骨組織と結合し、動かない不動結合と、滑膜(かつまく)結合と呼ばれる可動結合とに分類されます。関節は滑膜結合で、摩擦を軽減します。滑膜は関節包に囲まれ、中には関節腔があります。
関節には、
単関節(2個の骨からなる):肩関節、股関節etc
複関節(3個以上の骨からなる):肘関節、膝関節etc
があり、また1軸性(特定の1軸のみ)、2軸性(前後左右に動く)、多関節に分けられます。

球関節は多関節で最も自由度が高い関節です。

2、膝関節は複関節で2軸性の顆状関節です。
覚え方:過剰に→顆状関節
    膝→膝関節
    中→中手指節関節

3、下橈尺関節(かとうしゃくかんせつ)は1軸性の車軸関節で、前腕の回内、回外をおこないます。
覚え方:車は→車軸関節
    上等→上橈尺関節
    にせい→正中環軸節

4、手根中手関節(しゅこんちゅうしゅかんせつ)は、第一手根中手関節(親指)が鞍(あん・くら)関節、他がほとんど動きのない半関節に分類されます。

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02

球関節とは、関節のうち、接合部分が球状をしており、最も自由度の高い運動が可能なものです。肩や大腿、股関節などがあります。

1 . 肩関節は球関節であり、〇。
2 . 膝関節は顆状関節であり、×。
3 . 下橈尺関節は車軸関節であり、×。
4 . 手根中手関節は半関節であり、×。

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03

正解:1
(解説)
関節を形成する骨の部位はいろいろな形をしており、凸面を持つものを関節頭、これを受ける凹面を関節窩といいます。球関節は、関節頭と関節窩がともに半球状をしており、主に、肩関節・腕橈関節があります。よって、正解は「1」となります。股関節も球関節の一種ですが、関節窩がやや深いため、臼状関節とよびます。
(補足)
2.膝関節:顆状関節のひとつです。関節頭は球形ではありません。運動は靭帯に制限されており、動きは1あるいは2方向に限られています。
3.下橈尺関節:尺骨の下端にある尺骨頭と橈骨下端の尺骨切痕との間の関節で、前腕の回旋運動を担う関節です。分類としては、車軸関節のひとつで、関節頭の周囲に環状に関節面があり、関節頭の中心軸を中心に車軸のように回転します。
4.手根中手関節:半関節のひとつです。両関節面にわずかな凸凹があり、関節の形態をとっていますが、ほとんど可動性はありません。

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