正解:2
(解説)
脈拍測定は、示指・中指・薬指の3指で脈拍拍の触診し、3指を橈骨動脈に沿って平行に置き、最初は均等に力を加えて測定していきます。3指の指先で脈拍を触れることができ、脈拍数やリズムの整、不整を知ることができます。よって、正解は「2」になります。
(補足)
選択肢3については、尺側には尺骨動脈がありますが、触れることは困難です。脈拍測定には一般的に、橈骨動脈が用いられますが、これは、橈骨動脈が皮膚に近い部分を走行し、脈拍が弱い場合でも、体表からその拍動に振れやすくなっているためです。よって、正解には該当しません。
選択肢4については、脈拍測定で母指を用いると、母指の動脈が示指・中指・薬指の3指よりも太く、拍動も大きいため、患者の脈拍と混同して、測定に影響を与える可能性があるため、適切ではありません。よって正解には該当しません。