正解:1
(解説)
包帯には、いろいろな種類と大きさがあり、使用する部位と目的によって、適切な包帯と巻き方を選択する必要があります。環行帯は、同じ場所に重ねて巻いていく方法になります。よって、正解は「1」になります。環行帯は、ズレを予防するために包帯の巻き始めと巻き終わりにすることがあり、他の包帯の巻き方でも最初と最後は環行帯で巻いていきます。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2.亀甲帯:環行帯で巻き始め、関節周辺から関節を中心に8の字を描くように巻いていく方法です。ある程度の屈曲や伸展が可能であり、膝関節や肘関節、足関節などの保護に用いられます。
3.折転帯:環行帯で巻き始め、母指で包帯を押さえながら、同じ角度になるように繰り返し折り返し、少しずつ末梢から中枢に向かって巻いていく方法です。ずれにくく、下腿など太さが変化する部位に適している巻き方になります。
4.らせん帯: 環行帯で巻き始め、包帯を2分の1~3分の2程度重ねながら、らせん状に巻いていきます。ガーゼ保護やシーネ固定でしようすることが多い巻き方です。