看護師の過去問
第109回
午前 問54

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第109回 午前 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症( dementia )が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、複数の専門職でアセスメントや自立生活の支援を行うのはどれか。
  • 成年後見人
  • 介護認定審査会
  • 認知症対応型通所介護
  • 認知症初期集中支援チーム

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解4.認知症初期集中支援チーム

認知症初期集中支援チーム

厚生労働省によると、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる『認知症初期集中支援チーム』を配置し、早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築する」ことを目的にしています。

複数の専門家が、認知症と疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、観察・評価を行った上で、家族支援等の初期の支援を行うチームです
複数の専門家による個別の訪問支援(受診勧奨や本人・家族へのサポート等)を行います。

実際に関わるのは、サポート医である専門医(嘱託)、医療系+介護系職員(保健師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士等)です。

参考になった数4

02

1.成年後見人は認知症や精神疾患などにより、
 判断能力が著しく低下した人の財産を保護するため、
 家庭裁判所から選任された者のことです。
 本人にかわって財産管理や監護の責任をおいます。

2. 医療や保健、福祉の専門家による、要介護認定の審査・判定を行う機関です。

3. 認知症の方を対象に、日常生活支援や機能訓練などを通所で行う施設です。

4. 正解です。認知症本人およびその家族を訪問し、
 複数の専門家によって行われる初期の支援チームのことです。

参考になった数0

03

正解:4. 認知症初期集中支援チーム

認知症初期集中支援チームとは、

複数の専門職が認知症が疑われる人、認知症の人とその家族を訪問し、認知症の専門医による鑑別診断等を ふまえて、観察・評価を行い、本人や家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行うこととされています。

チームには、認知症サポート医である専門医(嘱託)、医療系+介護系職員(保健師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士等)により構成されます。


1. →成年後見人とは、認知症や知的障害等の精神上の疾患により判断能力が著しく低下した方の財産を保護するために、家庭裁判所から選任されて、本人の財産保護や身上監護を行う者のことをいいます。

2. →介護認定審査会は、介護保険サービスを受けようとする方を対象に、介護に必要な度合(要介護度)を審査・判定する機関で、保健・医療・福祉の各分野から選ばれた専門家で構成されます。

3. →認知症対応型通所介護は、認知症の方を専門としたデイサービスで、施設で食事や入浴などの日常生活支援や生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行います。

参考になった数0