看護師の過去問
第109回
午前 問57
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問題
看護師国家試験 第109回 午前 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
大泉門の説明で正しいのはどれか。
- 2 歳まで増大する。
- 陥没している場合は髄膜炎( meningitis )を疑う。
- 閉鎖が早すぎる場合は小頭症( microcephaly )を疑う。
- 頭頂骨と後頭骨に囲まれた部分である。
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この過去問の解説 (3件)
01
頭蓋は、15種23個の頭蓋骨から形成されていますが、乳幼児の頭の骨と骨の間には、いくつかのすき間があります。
大泉門は、前頭骨と頭頂骨の間のすき間です。生後9~10ヵ月までは大きくなりますが、その後に縮小し、多くは生後1年〜1年半で閉じます。
小泉門は、頭頂骨と後頭骨の間のすき間で、生後3ヶ月までに閉じます。
<大泉門の状態と原因疾患>
・閉鎖遅延・・・クレチン症、くる病、水頭症、ダウン症候群
・早期閉鎖・・・小頭症、頭蓋骨癒合症
・陥没・・・脱水症
・膨隆・・・髄膜炎、脳腫瘍、硬膜下血腫による頭蓋内圧亢進
1. →生後9~10ヵ月までは大きくなりますが、その後に縮小していきます。
2. →大泉門の陥没は、脱水症を疑います。髄膜炎の場合は、大泉門の膨隆がみられます。
4. →大泉門は、前頭骨と頭頂骨に囲まれています。
小泉門は、頭頂骨と後頭骨の間のすき間です。
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02
2.大泉門の陥没は脱水を疑います。髄膜炎の場合は大泉門の膨隆がみられます。
3.正解です。閉鎖が早すぎる場合は、小頭症を疑います。
4.左右の前頭骨と左右の頭頂骨の隙間です。
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03
頭蓋は、15種23個の頭蓋骨から形成されています。
脳は大切な臓器なので頭蓋骨に被われており、新生児期には骨縫合や大泉門は開いており脳の成長に合わせて急速に頭囲が増大することができます。
大泉門は、前頭骨と頭頂骨のすき間です。多くは生後1年~1年半で閉じます。
大泉門の閉鎖遅延はクレチン症・水頭症などがあり、早期閉鎖は小頭症があります。
脱水症の時は、大泉門は陥没します。
大泉門が膨隆していて、高熱や嘔吐の症状がある場合は、髄膜炎の可能性があります。
大泉門が異常に膨隆している場合は頭蓋内圧の亢進を示す兆候です。
小泉門は、頭頂骨と後頭骨のすき間です。生後1カ月頃までに閉じます。
1→大泉門は生後9~10カ月までは増大するようですが、その後は縮小していきます。
2→大泉門が膨隆していて、高熱や嘔吐の症状がある場合は、髄膜炎の可能性があります。脱水があると大泉門は陥没します。
4→大泉門は、前頭骨と頭頂骨のすき間です。
小泉門は、頭頂骨と後頭骨のすき間です。
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