看護師の過去問
第109回
午前 問79
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問題
看護師国家試験 第109回 午前 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
重症筋無力症( myasthenia gravis )で正しいのはどれか。
- 男性に多い。
- 心肥大を生じる。
- 朝に症状が強くなる。
- 自己免疫疾患である。
- 70 歳以上に好発する。
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この過去問の解説 (3件)
01
重症筋無力症
末梢神経と神経筋接合部において、筋肉側の受容体が 自己抗体により破壊される自己免疫疾患です。全身の筋力低下、易疲労性が出現し、特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやすいことが特徴です。嚥下にも支障を来します。重症化すると呼吸筋の麻痺をおこし、呼吸困難や自力での呼吸が難しくなります。
1. →男女比は 1:1.7 で、女性に多いのが特徴です。
2. → 心肥大は特有の症状ではありません。
3. →時間帯での症状の変化はみられません。
5. →発症年齢は、5歳未満に一つのピークがあり全体の7.0%です。その後、女性では30歳台〜50歳台、男性では50歳台〜60歳台に発症のピークがあります。
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02
(解説)
重症筋無力症とは、末梢神経と筋肉の接ぎ目である神経筋接合部において、筋肉側の受容体が自己抗体 により破壊される自己免疫疾患のことを指します。症状としては、全身の筋力低下や易疲労性などがあり、特に眼瞼下垂や複視などの眼の症状が特徴的な症状になります。発語や嚥下に支障をきたすこともあり、重症化した場合は、呼吸筋麻痺による呼吸困難感も出現することがあります。よって、正解は「4」になります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1について
:難病情報センターによると、男女比は1:1.7で女性に多いのが特徴的です。よって、正解には該当しません。
2について
:特徴的な症状については、解説で述べた通りです。正解には該当しません。
3について
:症状の時間帯による変動は見られません。よって、正解には該当しません。
5について
:難病情報センターによると、発症年齢は、5歳未満が全体の7.0%となっており、発症のピークは、女性では30歳台から50歳台にかけて、男性では50歳台から60歳台とされています。よって、正解には該当しません。
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03
重症筋無力症(myasthenia gravis)
神経筋接合部で、筋肉側の受容体が自己抗体によって破壊される自己免疫疾患です。
全身の筋力が低下し、特に眼瞼下垂や複視などの症状を起こします。重症化すると呼吸筋が麻痺して呼吸が自力で出来なくなります。
1.女性に多いのが特徴です。
2.心肥大は特有の症状ではありません。
3.時間帯で症状の変化はありません。
5.好発年齢は、女性は30歳台~50歳台にかけて、男性は50歳台~60歳台に発症のピークがあります。
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