看護師の過去問
第109回
午後 問139
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問139 (訂正依頼・報告はこちら)
患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。
- 否定的感情の表出を受けとめる。
- 沈黙が生じた直後に会話を終える。
- 看護師が伝えたいことに重点をおく。
- 患者の表情よりも言語による表現を重視する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 否定的感情の表出は、傾聴して受け止めましょう。
2 沈黙が生じた直後でも、会話は終えず、話を続けましょう。
3 看護師が伝えたいことだけでなく、患者さんの話も聞くことも大切です。
4 患者の表情と言語、どちらの表現を重視する。
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02
(解説)
コミュニケーションの基本は、受容と共感であり、感情表出を支援し受け止めることは、患者-看護師間関係を築くために重要です。よって、正解は「1」となります。
(補足)
2について:沈黙も重要な感情表出のひとつです。状況にもよりますが、沈黙=会話終了ではなく、沈黙の意味を汲み取り、必要であれば患者が思いを表出できるように支援する必要があります。
3について:看護師の伝えたいことばかりに重きをおいていると、一方的なコミュニケーションとなってしまうため、患者の話を聞くことも大切です。
4について:表情などの非言語的コミュニケーションも重要な情報が含まれていることがあります。
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03
1、コミュニケーションで重要なことの1つは、共感をするということです。
患者が否定的な感情を表出した時に、自分の価値観で返すのではなく、その患者が否定的な感情の奥に隠された本当の気持ちを汲み取り、受け止めることが必要になります。
2、沈黙は「会話が終わった」ということもあるかもしれませんが、患者自身言葉を探している時の沈黙かもしれないし、言葉はなくても「そばにいてほしい」というサインの時もあります。
3、看護においてのコミュニケーションは、本当に患者が伝えたい気持ちを理解していくことで成り立ちます。
看護師の伝えたいことに重点を置いていたら、なかなか患者のことを理解するのは難しいと思います。
4、会話によるコミュニケ―ジョンも大事ですが、患者の表情などからも感情を読み取れることができるので、患者の表情を見ながらコミュニケーションをとることが重要です。
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