看護師の過去問
第109回
午後 問140

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第109回 午後 問140 (訂正依頼・報告はこちら)

入浴の温熱作用はどれか。
  • 筋緊張が増す。
  • 末梢血管が拡張する。
  • 慢性疼痛が増強する。
  • 循環血液量が減少する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は、2です。

入浴の温熱作用により

1 筋緊張が減ります。

3 慢性疼痛が緩和します。

4  循環血液量が増加します。

参考になった数1

02

正解:2
(解説)
入浴には、温熱作用・浮力作用・水圧作用の3つの物理作用があります。温熱作用は、皮膚の毛細血管や皮下の血管が拡張し、全身の血流を促進させます。よって、正解は「2」となります。

(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1について:温熱作用は、自律神経の副交感神経を優位にさせ、関節や筋肉が弛緩します。よって、正解には該当しません。

3について:慢性疼痛部位では、筋肉の緊張が持続するために血流が悪くなり、老廃物や痛みの物質を発生しやすくなっています。このような慢性疼痛部位を温めることによって、血管が拡張し、血流の促進・筋緊張が緩和され、老廃物が流れやすくなり、疼痛が緩和されると言われています。よって、正解には該当しません。

4について:末梢血管の拡張や心拍数増加によって、全身の循環は促進する傾向にあります。しかし、循環血液量自体は一般的には変わらないとされています。よって、正解には該当しません。

参考になった数0

03

正解は、2です。

1、筋肉は温められることで弛緩します。筋緊張が軽減することにより、疲労回復につながります。

2、末梢血管は、温められることによって拡張し血流が増加します。

3、慢性疼痛のある部位では、痛みのため筋肉が緊張し血流が滞っています。温熱作用によって、血流がよくなり、筋緊張も軽減され、老廃物も流れることによって、疼痛が緩和されます。

4、温熱作用により血流が増加するので、循環血流量は増加します。

参考になった数0