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看護師の過去問 第109回 午後 問158

問題

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判断能力のある成人患者へのインフォームド・コンセントにおける看護師の対応で適切なのはどれか。
   1 .
患者の疑問には専門用語を用いて回答する。
   2 .
今後の治療に関しては医療者に任せるように話す。
   3 .
治療方針への同意は撤回できないことを説明する。
   4 .
納得ができるまで医師からの説明が受けられることを伝える。
( 看護師国家試験 第109回 午後 問158 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解4.納得ができるまで医師からの説明が受けられることを伝える。


インフォームドコンセント

患者・家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者・家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者・家族、医療職、ソーシャルワーカーやケアマネージャーなど関係者と互いに情報共有し、皆で合意するプロセスである。

医療法第1条の4第2項に示されている。

(日本看護協会 インフォームドコンセントと倫理 参照)


1.患者の疑問に対して、理解しやすい言葉を用いて説明します。専門用語では理解できない場合があります。


2.患者が治療に対して決断する際に必要な情報を得る権利があります。治療の目的・リスク・治療の選択肢などを理解できるように説明します。


3.治療に関する説明を聞き、納得合意できるまで患者の権利を尊重します。意思決定の変更はできます。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解は、4です。
インフォームドコンセントでは単に病状や治療法を説明し、同意を得るという行為ではなく、患者家族がその説明を十分に理解して、納得した上で方針を選択できるようサポートすることが大切です。

1、専門用語を使って説明すると、患者家族が十分にりあい出来ないケースがあるため、不正解です。

2、今後の治療に関しては医療者に任せるのではなく、患者家族らが皆で考え選択できるようにサポートすることが看護師の役割であるため、不正解です。

3、治療方針は、いつでも変更することができるため、不正解です。

4、最初に書いたように、患者家族が十分に理解し納得できるように医療者は情報提供する義務があります。
よって、正解です。

0
インフォームド・コンセントとは、患者・家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者・家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者・家族、医療職、ソーシャルワーカーやケアマネジャーなど関係者と互いに情報共有し、皆で合意するプロセスであります。

1 . 患者の疑問には専門用語ではなく、わかりやすい言葉を用いて説明しなければならないため×。

2 . 今後の治療に関しては医療者に任せるのではなく、患者・家族が意思決定できるように支援する必要があるため、×。

3 . 治療方針への同意はいつでも撤回することができるため、×。

4 . 納得ができるまで医師からの説明が受けられるため、〇。

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