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看護師の過去問 第109回 午後 問177

問題

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Aさん( 90 歳、女性)は、認知症( dementia )で要介護 3 。デイサービスの送迎の際に、同居している娘から「食事は家族と同じものを食べていたのですが、昨日から下痢が続いています。発熱はなく、元気はあります」と看護師に話があった。デイサービスでは午前中に不消化便が 1 回あり、おむつ交換の際に、肛門周囲の発赤がみられた。
Aさんへの対応で適切なのはどれか。
   1 .
腹部マッサージを行う。
   2 .
経口補水液の摂取を促す。
   3 .
食物繊維を多く含む食事にする。
   4 .
石けんを使って肛門周囲を洗う。
( 看護師国家試験 第109回 午後 問177 )
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この過去問の解説 (3件)

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問題より、昨日から下痢が続いており、下痢が持続すると、脱水が考えられます。肛門周囲の発赤から褥瘡などの可能性も考えられますが、下痢が改善すれば、肛門周囲の発赤は改善すると考えられます。また認知症があり、自己にて適切な水分摂取が困難である可能性があり、脱水が悪化してしまうほうが、命に関わるため、優先順位が高く、 2 . 経口補水液の摂取を促すが正解です。

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正解2.経口補水液の摂取を促す。


高齢者の下痢

下痢は、通常の便に比べて便中の水分量が多くなっています。
高齢者は体内水分量が減少しており、下痢が持続すると水・電解質の喪失から脱水による全身状態の悪化につながる可能性があります。
喪失した水・電解質の補給のために、経口補水液の摂取を促し、全身状態の悪化につながるのを防ぐ必要があります。認知症があり、積極的に関わる必要があります。


1.下痢が持続しており、腸蠕動が亢進していると考えられるので適切ではありません。


3.食物繊維の摂取で水分を含んで下痢に傾く可能性があります。適切ではありません。


4.肛門周囲の発赤がみられており、皮膚のバリア機能が低下して炎症を起こしていると考えられます。
石けんを使ってケアを行うと、皮膚の炎症が悪化する可能性があります。
皮膚の清潔は必要ですので、微温湯で洗い流します。

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正解:2. 経口補水液の摂取を促す。

下痢が続くと、水分不足や電解質バランスが崩れ、脱水に繋がる可能性があります。脱水を起こすと、口渇感をはじめ発熱や倦怠感の症状が出現してきますので、Aさんはまだ脱水は起こしていない状態と考えられます。
高齢者はもともと水分摂取量が少ない場合が多く、脱水を起こすと悪化しやすいため、経口補水液を摂取するなど早めに対応する必要があります。

肛門周囲の発赤は、下痢によって皮膚が脆弱になっている状態であり、悪化すると褥瘡に繋がる可能性があります。しかし、デイサービスに来られる程の元気があり、ADLも普段と変わらずに行えていると予測でき、下痢も午前中に1回と落ち着いてきているため、褥瘡発生のリスクは現時点では低いと考えられます。

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