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看護師の過去問 第109回 午後 問190

問題

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Aさん( 55 歳、男性)は、妻と 2 人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。脊髄損傷( spinal cord injury )のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接でAさんから「元の職場に戻りたい」と話があった。
Aさんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか。
   1 .
「元の職場の仕事を在宅勤務に変更しましょう」
   2 .
「デスクワークなので職場復帰は可能と思います」
   3 .
「職場復帰にあたりAさんが課題と思うことを整理しましょう」
   4 .
「元の職場にこだわらずAさんの障害にあった職場を探しましょう」
( 看護師国家試験 第109回 午後 問190 )
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この過去問の解説 (3件)

1
Aさんの社会復帰に向けて、課題となることを考え、どのようにすれば可能か考え支援することが大切であり、3が正解。

1 . 「元の職場の仕事を在宅勤務に変更しましょう」ではAさんの望みがかなえられていないので×。

2 . 「デスクワークなので職場復帰は可能と思います」 では通勤や職場環境などの問題点が考えられていないため、×。

3 . 「職場復帰にあたりAさんが課題と思うことを整理しましょう」は職場復帰にあたり、障害や問題となることをともに考え、どのようにすれば、改善できるか考えて実現にむけて行動していけるため、正解。

4 . 「元の職場にこだわらずAさんの障害にあった職場を探しましょう」ではAさんの希望をかなえられていないため、×。

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0
(正解) 3
(解説)
退院調整は、患者の自己決定を実現するために、患者・家族の意向を踏まえて、社会制度や社会資源などの連携や調整を行うことです。そのためには、患者や家族の意向の擦り合わせを行い、患者や家族がその人らしく過ごせるようにするにはどうしたらよいのか、障害や問題がある場合には実現にむけて一緒に考えていく必要があります。

選択肢1と選択肢4は、Aさんの「元の職場に戻りたい」という意向を無視した助言になるため、適していないと考えられます。
選択肢2は、Aさんは下半身の不完全麻痺で電動車いすを利用していることから、デスクワークは可能であったとしても、元の職場への通勤手段や職場環境などの問題点がある可能性が考慮できておらず、助言としては適していないと考えられます。
選択肢3は、元の職場に復帰するにあたっての問題点をAさんと一緒に整理し、解決する調整につながるため、退院調整として適切な助言であると考えられます。よって、正解は「3」になります。

0
正解:3. 「職場復帰にあたりAさんが課題と思うことを整理しましょう」

Aさんは、リハビリの結果、車椅子を用いて室内動作は自立出来ています。しかし、退院後は生活環境が病院とは異なるため、課題やそれに対する対処法などを整理しておくことが必要です。


1. →職場への移動も、家族の支援や社会資源の活用など工夫すれば可能であるため、無理に在宅勤務に変更しなくても良いでしょう。

2. →通勤や職場環境などに課題がないか具体的に考えられていないので、3番の解答の方が適しています。

4. →Aさんの自己決定を否定する形になってしまうため不正解となります。

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