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看護師の過去問 第109回 午後 問236

問題

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次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aさん( 75 歳、男性)は、妻( 70 歳)と 2 人暮らし。2 型糖尿病( type 2 diabetes mellitus )の治療中で、2 年前から 1 日 2 回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症( diabetic retinopathy )による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。
インスリン治療開始後 3 年、Aさんは妻の付き添いで散歩を取り入れ運動療法にも取り組んでいたが、靴ずれが悪化し右第 5 趾に潰瘍ができた。そこで要介護 1 の認定を受けて訪問看護が週 2 回導入され、フットケアの指導が行われることになった。
訪問看護師が行う妻への指導内容で適切なのはどれか。2 つ選べ。
   1 .
絆創膏は足趾全体を覆うように貼る。
   2 .
浸出液の臭いの変化に注意する。
   3 .
泡立てた石けんで足を洗う。
   4 .
足浴には 42 ℃の湯を使う。
   5 .
大きいサイズの靴を履く。
( 看護師国家試験 第109回 午後 問236 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1.潰瘍部分を保護するように貼付します。

2・3 正解です。感染や壊疽の兆候に注意し、
  泡立てた石鹸での洗浄を行います。

4.足浴は37−40度の湯を使用します。

5.サイズの合わない靴は、靴ずれによる潰瘍悪化
  のリスクが高くなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:2. 浸出液の臭いの変化に注意する。
   3. 泡立てた石けんで足を洗う。

糖尿病は抵抗力を低下させ、細菌感染しやすく、動脈硬化などの血行障害も併発していると、傷を治すために必要な血液や酸素が行き渡らず、傷が治りにくくなります。
そのため、傷などを早期発見・早期治療をし、日頃からフットケアを行うことが重要です。

創部の観察を行い、浸出液の色や匂いの変化により細菌感染の有無を確認します。
よく泡立てた石鹸で優しく、指の間も忘れずに洗います。

1. →絆創膏は潰瘍部分を保護できる大きさに切って貼付します。絆創膏をたくさん貼ると、他の皮膚トラブルを起こす可能性があるため注意が必要です。

4. →足浴は37〜40度の湯を使用します。神経障害があると、熱さを感じにくく、42度の湯は皮膚の刺激になります。

5. →サイズの合わない靴を履くと、靴擦れを起こし、新たな創傷を作ってしまいます。
つま先に1センチ程度の余裕があり、靴の内部に硬い縫い目がなく、足の形に合った靴を選びましょう。

0
正解2.浸出液の臭いの変化に注意する。
  3.泡立てた石けんで足を洗う。



糖尿病患者のフットケア

高血糖が持続すると神経障害や動脈硬化が起こります。そこから、血流障害が起こり足に傷ができやすくなり、細菌感染も起こしやすくなります。
潰瘍や壊疽にもつながっていくので、フットケアは重要です。

創傷部の観察が重要であり、細菌感染の有無を見るため、ガーゼの色や浸出液の臭いの変化に注意します。
創部の洗浄を行い、古い浸出液と軟膏を石けんで洗い流し清潔にします。創傷の状況に応じた軟膏や被覆材を選択します。



1.絆創膏は創傷部を被覆できる大きさに貼付します。絆創膏による皮膚のかぶれにも注意します。


4.足浴は、37~40℃のお湯で行います。42℃のお湯は熱いので、皮膚の刺激につながります。


5.足に合ったサイズの靴を履く必要があります。
足に合わない靴は、創傷のできるリスクが高くなります。
足の甲を圧迫しない、つま先が当たらない、足のアーチを支えるインソールでひもやマジックベルトをしっかり締めて足が滑らないようにします。
足や足の指が変形している場合は、特別な靴が必要になる場合があるので主治医と相談していきます。

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