看護師の過去問
第109回
午後 問239
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問239 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aさん( 20 歳、女性、外国籍)は、6 月に来日し、9 月に大学に入学した。入学して 1 週後、Aさんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。Aさんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。
Aさんは、急性骨髄性白血病( acute myeloid leukemia )と診断され、血液内科病棟の 2 人部屋に緊急入院になった。病棟看護師が入院オリエンテーションをするため病室を訪れたところ、同室の患者から「Aさんの香水の香りが強いので、つらい」と訴えがあり、看護師もその香りが気になった。
看護師の対応で適切なのはどれか。
Aさん( 20 歳、女性、外国籍)は、6 月に来日し、9 月に大学に入学した。入学して 1 週後、Aさんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。Aさんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。
Aさんは、急性骨髄性白血病( acute myeloid leukemia )と診断され、血液内科病棟の 2 人部屋に緊急入院になった。病棟看護師が入院オリエンテーションをするため病室を訪れたところ、同室の患者から「Aさんの香水の香りが強いので、つらい」と訴えがあり、看護師もその香りが気になった。
看護師の対応で適切なのはどれか。
- 同室の患者に別室への移動を勧める。
- Aさんに香水を洗い流すよう説明する。
- Aさんに香水の使用は医師の許可が必要と説明する。
- Aさんに香りが本人および同室の患者の治療に及ぼす影響を説明する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.香水を使用している理由があるかもしれないので
本人へ確認することが必要です。
3.香水の使用は、医師の許可は必要ありません。
4.正解です。本人へ状況を説明し、理解してもらえ
るよう努めます。
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02
直接、香水を止めるように伝えるのでなく、理由や治療への影響を説明した上で、納得していただくことが重要です。
急性骨髄性白血病の主な治療は化学療法です。
副作用で、嘔気・嘔吐、食欲低下、嗅覚も敏感になりますので、体調に影響を及ぼす可能性があります。
1. →また、新たな患者さんが入室してくることも考えられますので、根本的な解決になっていません。
2. →Aさんが香水を付けている理由があるかもしれませんので、直接的に止めるように伝えるのではなく、まずは理由や現状を確認する必要があります。
3. →香水について医師の許可は必要ありません。
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03
急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)
未熟な血液細胞の骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞が無制限に増殖して正常な血液細胞に成長できなくなった状態です。
症状として、発熱・顔色不良・倦怠感・鼻出血・点状出血などがあります。
化学療法を行っている患者さんは、食欲が低下しており嘔気や嘔吐の症状が起こることがあります。
臭いにも敏感になり、料理やたばこ・香水などの臭いが気になって治療に影響を及ぼす可能性があります。病室環境は、配慮が必要になります。
1.同室の患者さんを別室に移動することは、根本的な解決になっていないので、他の患者さんが入院してきて同じ訴えが起こる可能性があります。
2.Aさんが香水を付けている理由も聞いて、理由によっては臭いを落としてもらえることもありますが、いきなり臭いを落とす話にはいかないです。
体調不良での入院なので、洗い流すことを勧めることがAさんの体調に良くない可能性もあります。
3.香水に関して医師の許可を得る必要はありません。
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